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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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パートナーシップ-4

いつも1人でジョギングしている都姫にとって、会話をしながらのジョギングは楽しいものに感じた。ただ健康診断で運動不足を指摘されたから取り敢えずすこしはしるかぐらいの意識の都姫だったが、もし仲間がいてこんな感じで一緒に走れたなら毎朝でもできそうだなと思った。

「ちょっと休憩しましょうか。」
そう言って美羽が足を止めた。まだいけるけどな、都姫はそう思ったが、時計を見るともう30分も走っていた事に気付く。
「え?もう30分も走ったんだ…。」
美羽との会話が自然で楽しく時間が経つのも忘れてしまう。心なしか足もほとんど疲れてないようだ。3人はベンチに座りマンダーアーマー社が開発したスポーツドリンクを飲む。
「スポーツドリンクまで開発してるんですねー。しかも美味しい。スポーツドリンクって甘すぎるって感じるのが多くて、パカリスウェットには敵わないなって思うのが殆どだけど、コレは美味しい。」
都姫がそう言うと美羽は嬉しそうに笑った。
「ありがとうございます。私も同じように思ってて、目標ふはパカリスウェットを超えるものを作りたいってトコだったんです。これがなかなか難しくて、一年かかりました。ただ私は意見を言うだけで、頑張ってくれたのはメーカーさんなんですけどね。ただたくさん足を運びました。ノウハウがない分、あいつ口だけうるさくて何もしないなって言われるのが嫌だったので、開発は出来ないけど開発の中に入れて貰ってアイディアだけはたくさん持って。」
「そうなんですね。スポーツドリンク一つにしても全力投球なんですね。」
「はい。それしなかったら絶対ダメだと思うんで♪」
表情は和やかだが、目には信念の強さを感じる。きっと自分に妥協するのが嫌いで真っ直ぐ真剣に突き進む人なんだろうなと思った。

「でもやっぱりこのウェアです。私、おしゃべりしてたから時間が過ぎるのが早く感じたと思ったんですが、体があまり疲れてない。きっとこのウェアのおかげですよね?特にレギンスの絶妙な締め付けが疲労を軽減してくれてるんですよね?しかも汗をかいても通気性が良くてすぐ乾くのかサラッとしてる。私、こんな快適なウェア、初めて。物凄く着心地がいい。」
汗をかいてもこれだけ快適なウェアに感動した。走っている時に体の肉が揺れる感覚が好きではないが、このウェアは適度に締め付けてくれてそれを感じさせない。お世辞抜きにしてこんな快適なウェアには今まで一度も出会った事がない都姫であった。


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