るみ子壊れる 1-1
るみ子は壊れた。どうせ私の事など誰も見ていないから何も気にすることもない。自惚れからきた自分の態度が崩れていった。翌日普段から着てみたかった服を身にまとい出社した。当然の如く誰も気にもせず、今までの気苦労が馬鹿らしくなった。
壱郎だけは見逃さなかった。るみ子の体のラインに沿った服、その中身よりも妖艶さを感じる事ができた。ここで早まってしまうと全てが終わってしまう。ベッドでよくやる事だが、女を寝かすまではまだ良いとして男が足を広げてはいけない。じっと待ち、自ら股を広げさせるこの行為こそが陥落した証となる。
本題に戻るが、るみ子から声が掛ることが陥落したと言うことになる。ついにその時がきた。
「おはようございます」
「壱郎さん、私このまま退化していくの嫌です」
「壱郎さんが気持ち良くなるなら私を使ってください」
壱郎は何も言わずるみ子の右の乳房を揉みはじめる。るみ子は、右手の人差し指を口にあて、徐々に息が荒くなっていった。