第三十六章 盗み見(画像付)-4
しかし、奮い立たせる気持ちも長くは続かない。
悪夢は容赦なく襲い掛かる。
『可愛い顔して・・・
凄ぇ・・淫乱なんだな・・・』
『そう・・・・ああ・・・
はい、そうです・・・・』
痴漢に犯されながら、圭子も耳元で責め立てる囁きに言葉を返していた。
「い、いやぁっ・・・」
思い出す度に屈辱と恥ずかしさがこみ上げてくる。
これは紛れも無い事実だった。
少女も痴漢の愛撫に、淫乱に反応してしまったのだ。
だが、圭子は真実を知らない。
強力な媚薬を飲まされていたせいで、不条理な官能を受け入れてしまった事を。
『どうだっ・・・おらっ・・・おらぁ・・・』
母を犯す竹内が、真っ直ぐに圭子を見ていた。
『どうだっ・・・どうだ、圭子ぉっ・・・』
まるで、自分の名を呼ばれているような錯覚を感じていた。
『ああっー・・・』
無意識に指が愛撫を始めていた。
『どうだっ・・・返事をしろっ・・・
おらぁっ・・・』
『は・・はぃっー・・・』
母の声が気持ちをなぞっていく。
(ああ・・気持ちいいっ・・・
ああ・・・お、おじ様ぁ・・・)
母と共に竹内に犯されるように、自慰行為をしてしまったのだ。