第三十六章 盗み見(画像付)-2
痴漢に襲われたあげく、衝撃的なシーンを目撃してしまった圭子は次の日、学校を休んだ。
そのまま週末が訪れ、外へ出る事もせずに家に閉じこもっていたのだ。
心配する父や母にも只、体調が悪いとだけ告げてベッドに寝込んでいた。
実際、ショックで何もする気が起きなかった。
それは、信じられない光景だった。
目の前で母が犯されていたのだ。
『おらぁ・・・咥えろぉ・・・』
おぞましいペニスが母の口に押し付けられる。
『ああ・・・・あはぁ・・・』
苦しそうに顔を歪める母が、懸命に舌で愛撫をしていた。
『フフフ・・・・』
竹内が仁王立ちで不敵な笑みを浮かべていた。
(ひ、ひど・・・い・・・)
許せないと思った。
母の人生を台無しにした男。
『あふぅ・・んん・・・・美味しい・・・
ご主人様ぁ・・・』
あれ程プライドが高かった母が、まるで奴隷の如く男に奉仕していた。
(そんな、馬鹿な事はない・・・)
罠に決まっている。
(でも、パパには言えないし・・・)
圭子はヘッドボードにある引き出しから、携帯電話を取り出した。
電源を入れて受信メールを開いた。
『お前は淫乱なメス犬だ』
辛辣なフレーズと共に現れたメールから添付ファイルを開くと同時に、ショッキングな映像が浮かび上がる。