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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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BLACK BOXを守る者-1

「さてと…」
若菜は別に彩香らをおちょくりに警視庁本庁まで来た訳ではない。BLACK BOXの存在に気づいてから、近いうちにある人物に話を聞こうと決めていた。若菜はは立ち上がり総監室を出る。
「どちらに?」
総監室を出ると表に中森がいた。
「ちょっと下に。」
本当は中森をおちょくりたかったが、今はやめておいた。頭の中を切り替えていたからだ。若菜の頭の中はすでにBLACKに集中していた。エレベーターで下の階に行き、そして立ったのは副総監室の前だった。若菜はドアをノックする。
「はい。」
なかったから片山の声がした。
「上原です。」
そう答えるとま間もなくドアが開く。
「そ、総監!?来てらしたんですか!?」
驚いた様子の片山だったが、若菜が本庁に来た事を知らない訳はないはずだ。だが若菜は無駄なやり取りを省きそのままの流れで会話する。
「お身体は??」
「平気です。」
「その髪型も素敵ですよ?」
「ンフッ、髪を切った女にまず一言言うとか、嬉しいじゃないですか。」
「まぁどうぞ。」
片山は若菜を中へ招き入れる。
「中森くん、誰かにコーヒーを持って来るよう言ってくれ。」
「畏まりました。」
ドアが閉められ若菜をソファに促す。そして対面してソファに座る。
「昨日の事は敢えて聞きませんよ?」
「そうね、助かるわ?」
昨日は大変でしたね的な話を若菜が面倒臭がるのは熟知している片山はその話題を省く。片山は若菜が自分に会いに来た理由は察していた。
「BLACK BOXの事、ですかね。」
若菜は話が早いわねと言わんばかりにニヤッと笑う。
「そう。」
片山は何も隠すつもりはないようだ。ごく自然な口調で喋り始めた。
「BLACK BOXの存在を総監にお伝えしてなかったのは申し訳なく思っております。」
「片山さんの事。別に隠してた訳じゃないわよね?私の身を案じての事ですよね?」
「はい。」
「こう立て続けに総監に火の粉が降りかかると、ね。」
「はい。あなたを守りたかった、それだけです。」
「分かってる。私の代わりに色々動いてくれてありがとう。昨日の爆発はあなたには何の非もない。私がBLACK BOXの中身を知ってしまったからの事。軽率に黒い真実を知った事を口にしてしまったからよ?気にしないで?」
「申し訳ありませんでした。まさかこんなに早く相手が動いて来るとは思いませんでした。」
「危うく消されるとこだったわ?」
「申し訳ない。」
その気持ちには嘘がないように見えた。


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