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ヒジリ
【その他 官能小説】

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ヒジリ-2

家を出て、5分程歩いただろうか。数歩先には自販機があり、そこでは20歳前後の男が車から降り、煙草の買う為の小銭を探していた。
あたしはその男のすぐ側へと歩み寄り、自販機の明かりに照らし出される男の顔を覗き込んだ。
「えっ?」
短くそう言った男はいかにも、こんな子供が真夜中に何をしてるんだ?とでも言いたげだった。
『どっか連れてって。』
あたしは男が何かを言う前にそう言い放ち、男のワンボックスカーへと乗り込んだ。
慌てて後を追って車に乗り込んだ男は予期せぬ事態に戸惑いを隠せず、ただただあたしを見つめるだけであった。
『ねぇ、何かしたい事ない?』
助手席に座るあたしは男にそう言い、パジャマ代わりに着ていた裾の長いTシャツを脱ぎ捨てた。
男は喉を鳴らして生唾を飲み込み、目を大きく見開いている。
そして下着までも脱ぎ去り、完全な裸体となったあたしにこう言った。
「誘ってんだ?最近のお子様は怖いね。」
声と共に男の手があたしの体に伸び、その手はあたしの体を這い回る。

何故こんな事をしているのか、自分でもわからなかった。
ただ、頭の何処かでこうしなければならないという強い命令が下されている気がする。

男はあたしが全くの無抵抗である事を知ると、舌を這わせてきた。
これまで手で撫で回していた体を隅々まで舐め上げ、時折勝ち誇った様な笑みを浮かべる。
そして男が助手席へと移るとあたしの脚を大きく開き、まだ誰も触れた事のない秘裂へとむしゃぶりつく。
「…はぁ、はぁっ。まだ毛も生え揃わないうちにこんな事して、悪いコだね。」

―そう、あたしは悪いコ…。―

『ひっ、ひゃぁ、あっあぁ!』
あたしは男のなすがままに体を委ね、初めて感じる女の快感に酔いしれた。
男の舌が這い回り、大きく舐め上げられた時に感じるこの痺れる様な感覚。
唇で強く吸われた時に感じる背筋から沸き上がる様な強い快楽。
あたしは思うがままに声を上げ、ひたすら快感を求めた。
そして男が顔を上げた瞬間、あたしは次に起こるであろう事態を察知した。
sexの知識などほとんど無いに等しいはずなのに、何故かあたしは男を迎え入れる事を求めた。
それは本能故なのか、それともあの“声”のせいなのだろうか。
「入るかな??」
そう口元を緩ませた男に、あたしは言った。
『わかんない。だってした事ないもん。』
男には信じ難い言葉だろう。
いくら幼い少女とはいえ自ら車に乗り込み、突然服を脱ぎ、男を誘うような奴が処女とは誰も思わないだろう。
「はっ、それが本当なら俺は随分ツイてんな!」
そう言ってズボンのチャックを下ろすと、自分自身を取り出し、先ほどまで自らがむしゃぶりついていた秘裂へと当てがう。
『うぁっ!』
男の唾液で濡れそぼった秘裂に男の一部が侵入した時、あたしは強烈な痛みを秘部に感じた。
「マジで処女かよ…!」
言うなり男は容赦なくあたしを貫いた。
『いやぁぁぁぁっ!痛いっ!!』
何かが裂ける様な感覚と、裂けた場所のずっと奥の方に感じるもの凄い圧迫感。そしてそれに勝る酷い痛みに、あたしはただ声を上げるしかなかった。
だが体とは裏腹に、心の中では焦燥感が消え、やっとしなければならない事をする事が出来たという安堵感があった。
そしてその安堵感が広がると共に、あたしの体は痛みを快感に変えていった。
『ふぁっ、はぁっん、いやぁ、頭がおかしくなりそうっ!』
「くっ、なんつぅ締め付け方してんだよ。」
男は深く深く腰を沈め、私の中を激しく犯し続けた。
『あっひゃぁっ、ふぅっん、あぁぁ!』
そして手足が痺れ、快感に腰が震えだした頃、私の意識は突如途切れた。
見ず知らずの男を受け入れ、その快感に溺れ、そしてその虜となったまま。


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