エッチな動画を撮り放題-2
「さっきはパニクッちゃって逃げたんですけど、その後、凄く後悔したんです…」
一旦逃げ出した結依は、見つからないように、トイレに隠れて頭を抱えて座った。奇しくもそこは、彩花がオナニーをした場所だった。
しかし、気持ちが落ち着くと、彩花が浮かべた恍惚の表情が頭をから離れなくなっていた。
(彩花ちゃん、膨らみにアソコを擦り付けていた…)
その光景を思い返した結依は、個室の中で、一旦立ち上がると、下着ごとライディングパンツをずり下げて、割れ目に指を這わせた。卑猥な溝の中はグッショリと濡れていた。
(あの振動がココに…)
指先のその振動を思い返した結依は、性急に割れ目の中を擦り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁ、あんなに気持ちよさそうに、はぁ、はぁ」
目の前で、躊躇なくその振動を楽しんだ彩花が羨ましい。
これまでの結依は、淫らなことばかり考える自分に、罪悪感を持っていた。それを払拭する意味で、爽快感のあるバイクを趣味にした。しかし、そんなバイクにまで、淫らな器具を付けて楽しむナナたちに接して、結依の価値観が一変することになった。
ハーレー女子に対する憧れとは違う、別の種類のドキドキを、ナナと彩花に対して覚え始めたのだ。結依の股間に更なる愛液が湧いてきた。
彩花の恍惚の表情を自分の顔に置き換えた。
(あたしが変われる切っ掛けかもしれない)
そう思うと、居ても立っても居られなかった。しかし、中途半端な状態も我慢できない。結依は割れ目に沈めた指の動きを早めた。
「あうううっ」
個室に喘ぎ声が響いた。軽く絶頂を迎えた結依は、濡れた股間を拭くこともなく、トイレから飛び出したのだった。個室の外で喘ぎ声を聞いていた者たちは、結依の尻に好奇心の目を向けていた。
駐車場を見ると、丁度ナナたちが走り去るところだった。結依は慌ててバイクに跨がると、ワンボックスカーがナナたちの後を追うように出発するのが見えた。
(そう言えばあの車…、彩花ちゃんがチラチラ見てたような…)
ナナたちに関係していると直感が教えた。結依はワンボックスカーを追走した。
ナナとヨシリンが停めたバイク同士の空いたスペースに、結依がバイクを停めて、さっきのカミングアウトに繋がるのだった。
話は戻る。
「こ、後悔して、追いかけたんですけど…、で、ですから、あのお…」
結依が言いにくそうに口ごもり、下半身をモジモジさせ始めた。
「うふふ、結依お姉さん、ナナお姉さんのバイクに跨がりたいって言いたいんでしょ」
「ハイ…」
彩花のストレートな指摘に、真っ赤になった結依が頷いた。
「エッチな話と、ナナさんのバイク?わけがわからないんですけど」
ヨシリンの理解は追い付かなかった。
「百聞は一見に如かず。結依さんが跨がるのを見てたらわかりますよ。さあ、結依さん、遠慮はいらないですよ。思う存分あたしのバイクを堪能してね」
ナナの言葉に結依は、顔を伏せたまま、こっくりと頷いた。