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おとなりの春奈さん
【熟女/人妻 官能小説】

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釣れたバイク女子-1

【釣れたバイク女子】

「こんにちわぁ。この883、お姉さんのですか?」

「ええ、そうですけど」

ナナは早速の釣果に驚いた。ぴったりとしたライディングジャケットとパンツ、そして、ポニーテールの似合う美形。更にこの可愛い声での喘ぎ声を想像したナナは、思わず濡れた股間を押さえそうになった。そう、ナナは喘ぎ声フェチなのだ。

「駐車場に入ってくるとこ見てました。凄く格好よくて、お話をしたくて、思いきって声をかけちゃいました」

「あら、嬉しい。あたしはナナです。こっちは亨さんに、彩花ちゃん」

こんにちわと、亨と彩花がにこやかに頭を下げた。

「こんにちわ。あたしは結依です。ナナさんと彩花ちゃんは姉妹ですか?」

亨との年齢差を考えると、そう考えるのが自然だ。

「うふふ、違います。あたしとお父さんは父娘ですけど、ナナお姉さんは残念ながら他人です。3人とも共通の趣味で繋がってる仲間なんですよ」

彩花は実際に肉体が繋がり悶えるシーンを思い浮かべながら答えた。母親に似て、多すぎる愛液が湧いてきたのを自覚した。

「へぇ〜、共通の趣味っていいですね。こんなに仲の良さそうな父娘なんて、素敵過ぎです」

その趣味がバイクだと思い込んだ結依が、こんな素敵な人たちと、自分も同じ趣味だと思うと、凄く嬉しくなってきた。

「うふふ、確かに確かに。もの凄〜く仲良し父娘なのよ。ところで、結依さんのバイクは?」

バイクあるあるその2。バイカーは自分のバイクのことを聞かれるのが嬉しい。ナナは結依に尋ねた。

「あたしのバイクはそこです。お二人のバイクと比べると、ちょっと小さいですけど…」

排気量をの差を気にしつつ、自分から卑下しながら答えた。

バイクあるあるその3。大型バイクに乗る者の中には、排気量でマウントを取るものもいる。それを結依は気にしたのだ。

「うわぁ、レブルじゃないの。あたし、883の前はレブルに乗ってたのよ。足付きのことを考えたら、初めてのバイクはレブル1択だったのよねぇ」

アメリカンタイプのレブルはシート高が690mmと低く、低身長の購入者が多い。女子には人気のHONDAのバイクだ。

「ええっ!ナナさんもレブルに乗ってたんですか?嬉しい♪」

目の前の理想のハーレー女子が、自分と同じバイクを乗っていた。結依のテンションは更に上がった。

「あたしもハーレーに憧れてるんです。いつかはナナさんみたいに、ハーレー女子に成りたいって思ってます。でも、取り回しとかの自信が無くて…。足付きとかどうですか?レブルよりシート高いですよね」

ナナの883は、レブルより70mmシート高が高い。

「そうなのよ。レブルと比べてシートが高いから足付きが不安だったのよね。だから発注のときに、シートをまんこ抜きにしてもらったの」

「えっ!ま、まん…」

ナナのとんでもない言い間違いに、結依は目を丸くした。

「ん?あんこ抜きがどうしたの?」

ナナがとぼけて聞いた。ちなみに【あんこ抜き】とは、シートの綿を少し抜いて、シート高を下げるプチカスタムだ。

「い、いえ、なんでもありません。まん…、いえ、あ、あんこ抜きされたんですね。で、実際、足付きはどうですか?」

結依は、自分が恥ずかしい聞き間違いをしたと思って、顔を赤らめながら聞いた。

「そう。まんこ抜きのおかげで、股間にしっくりときたのよ」

ナナは畳み掛けた。

(ま、まんこ抜きで、こ、股間にしっくり…。ダ、ダメ、変な風にしか聞こえてこない…)

一度その単語に絡まれた結依は、その呪縛から抜け出せないことに焦った。ナナの言葉が全てあの単語に絡まって聞こえてくるのだった。

「結依さん、大丈夫?」  

ナナが結依の顔を覗き込んだ。

「だ、大丈夫です、大丈夫です」

こんな素敵な女性に、変なことを想像する女だと思われたくはない。慌てた結依は、近過ぎるナナの顔を避けるように、少しのけ反りながら返した。

「そう、よかった。それとね、つい最近、そのシートも新たにカスタムして、前より気持ちよく跨がれるようになったのよ」

「き、気持ちよく跨がれる…。そ、そうなんですか」

結依は、まだまだ呪縛から抜け出せないでいた。




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