バイカーの憩いの場所、道の駅到着-1
オマケ【ツーリングに行こう♪】
【バイカーの憩いの場所、道の駅到着】
2台の大型バイクが前後斜めにずれて、青空の下で並走していた。
前を走るバイクはナナ、その後を亨が駆るバイクが追走していた。
亨の背中には、娘の彩花がタンデムシートに座り、気持ち良さそうに、バイクが切る風を感じていた。
「ヤッホー♪」
時折、彩花が楽しげな声を張り上げていた。
対向車のバイクとすれ違う度に、どちらともなく手を上げて挨拶をかわす。テンションの上がった彩花は、「ヤエー!」と叫びながら大きく手を振って応えた。
3人は初秋の爽やかな風を体感しながら、この日の目的地である、山間の道の駅に到着した。
「ふう、亨さん、お疲れ様でした。彩花ちゃん、バイクどうだった?」
サイドスタンドを下ろしたナナが、2人に向かってにこやかに声をかけた。
ナナの跨がるバイクは、【883(ぱぱさん)】の愛称で知られるハーレーダビッドソンXL883Nアイアン。重量のあるバイクを、ナナは見事に乗りこなしていた。
「楽しかったぁ♪もう風ですよ風!それに、すれ違うバイカーと手を上げ合う一体感♪あたし、絶対バイクの免許取る!そんでもって、ナナお姉さんみたいなハーレー女子になるんだ」
「うふふ、じゃあ、一緒にツーリングに行けるね。楽しみにしてるわ」
「うん♪」
彩花はにこやかに返事をした。その真っ直ぐな目が可愛いとナナは思った。
「ナナちゃんもお疲れ。先導役ありがとね」
「どういたしまして。亨さん、そのバイク、どうでした?」
「やっぱ、ネイキッドは姿勢が楽でいいかな。このバイク、欲しくなったよ」
亨はヘルメットのバイザーを上げながら答えた。亨の跨がるバイクはレンタルバイク。車種はKAWASAKI Z900RS。ミーハーな亨は、マーベリックで登場したNinja H2 カーボンと迷ったが、結局、長距離ツーリングのことも考えて、昔憧れたZ1を連想させるこれをチョイスした。
ここは、バイカーの人気スポットで、施設内には温泉施設もあり、休日になれば多数のバイカーが集まる場所だ。近くには温泉宿が点在し、それぞれ家族風呂も充実していた。
休日の混雑を考えて、彩花の学校の創立記念日に併せた金曜日に休みを取り、バイク2台で、1時間半のツーリングでここに到着した。
が、彼らの真の目的を考えれば、3人だけのはずがない。当然のようにワンボックスカーが追尾していた。
『ヤッホー、亨さん、ナナちゃんお疲れ様。彩花もタンデム楽しんだみたいね』
亨の妻の智美の声が、ヘルメットに装着したヘッドセットを通して3人に聴こえてきた。
『はあぁ、ようやくエッチな声が出せるわ。誰かお願い』
『さっそくかよ。せっかくだから、降りて散策しよおうぜ』
『翔ったら、美奈ちゃんのことも考えなさい。美奈ちゃんは、余り外をうろつけないんだよ。あたしたちだけ行ったら可哀想じゃないの』
人気女優相賀美奈のことを思っての春奈の発言だった。
『あたしは完全防備にしたら、バレないから大丈夫ですよ』
『そうなの。でも、1時間半も我慢したのよ。ちょっとだけでも。ほら、こんなことになってるのよ』
『うふふ、春奈お義母さんたら、ビチョビチョね』
バイク組の3人には、車内の様子が安易に想像ができた。
「あはは。春ちゃん、ごめんなさい。あたしのために、我慢させたみたいね」
ワンボックスカーの車内で、さっそくノーパンの大股を開いた春奈を思い浮かべて、ナナが笑った。
車内の女たちの淫猥な声がインカムから聴こえると、ナナが欲情してしまって運転に支障が出る。そのため、移動中の車内では禁欲を強いていたのだ。
『じゃあ、ちょっとだけですよ』
『さすが美奈ちゃん。ああん、気持ちいい』
春奈の喘ぎ声と共に、ペチョペチョと割れ目を舐める美奈の舌使いの水音が聴こえてきた。
『春ちゃん、ずるいよ。だったら翔くん、ちょうだい。そう、それ…。はうううっ、ああん、ああん、ああん』
『やだ、翔くんたら、はめちゃったの?だったら、明お義父さん、あたしにも淹れてください。そう、ココにソレを…。あううっ…、はあん、はあん、気持ちいい…、あんっ、あんっ、お、奥まで淹れてぇ』
2人の悦びの呻きで、美奈と智美の淫穴に何が収まったのかは容易に想像ができた。
『ちょっと、美奈ちゃん、あたしのクンニは?もお、結局あたしだけオナニーじゃないの。はぁっ、はぁっ』