『友実子』-4
その後も、僕は友実子の体を凌辱し続けた……何度も体位を変え……何度も友実子に僕の欲望が放出された……
喘ぎ声の混じった友実子の呻き声が、いつまでも部屋に響いていた……
南側の大きな掃き出しの窓のカーテンが、夜明けが間近な事を告げる頃……執拗な凌辱に耐えきれなくなった友実子の体から、ガックリと力が抜け……友実子は意識を失ってしまった……何度、僕の精液と友実子の愛液が混ざり合ったのだろうか……
僕は、友実子の両手の自由を奪っていたマフラーと、視界を遮っていたタオルを静かに外した……
汗と二人の体液に塗れた友実子の体を丁寧に拭き上げる……
……気持ち良かったよ……友実子ちゃん……
乱れた髪を、そっと撫で、友実子の首筋に軽く口付けをした……
ベットの下に脱ぎ捨てられた服を着た僕は、友実子の部屋を後にする……
朝日が顔を覗かせ……小鳥達が囀っていた……
あの日から、一週間程……友実子をコンビニで見掛ける事は無かった……そして、今……店の外には、友実子の自転車……久しぶりにレジに立つ友実子の姿……
整髪料と週刊誌を持ってレジに向かう僕……
『ありがとうございます……』
いつもと変わらぬ笑顔で、ペコリと頭を下げる友実子……
「風邪でも、ひいてたの?……」
『ええっ……ちょっと……』
「今日は、バイト何時まで?……」
『えっ?……』
僕の顔を不思議そうに覗き込む友実子……
『…………』
僕が差し出した写真を見た友実子の顔が……一瞬のうちに青ざめて行った……
「バイトの終わる頃、迎えに来るよ……友実子ちゃん……」
レジ台の上には……四隅にピンの穴が開いた……友実子と彼氏のツーショット写真……そう……友実子の部屋の壁に、貼ってあった……あの写真……
……おわり……