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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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消えた西進不動産-1

西進不動産に捜査に向かう車中、電話を取った若菜は信じられい事態に見舞われた。
「えっ…!?嘘でしょ…?」
目を丸くして絶句した。運転する白澤と後部座席に並んで座る華英は何があったのかと若菜を見る。
「どうしたんですか?」
華英が聞くと、若菜は神妙な面持ちで答えた。
「西進不動産が消えた…」
「えっ?」
耳を疑った華英と白澤。
「昨日の夕方、密かに破産宣告をしていたみたい。こちらに情報が入って来なかったって事は随分計画的に、内密に話を進めてたみたいね。」
「私達が捜査に向かう前日に…。随分タイミングいいですね。」
「そうね。やっぱいるわね。」
白澤が険しい表情で言う。
「情報を漏らしてる内通者…」
「はい。高嶋謙也の事、必ず送り込んでるはず。」
若菜はつい口を滑らせてしまった。華英は若菜に確かめる。
「上原さんはやっぱり高嶋謙也がこの一連の事件の黒幕だと?」
「え?あ…、う、うん。」
決めつけての捜査はしてはならないし危険だ。冤罪を生む要因になる。だが若菜は高嶋謙也に注目して捜査を進めていた。全ての糸を手にして操っているのは高嶋謙也、そう考えている。
「高嶋謙也…かぁ。何となくブラック感、あるしね。しかし次期総理大臣を狙ってる男が、やるかな?」
「上にのし上がる人間には必ず裏があるし正義とはかけ離れた陰謀があるもの。豊臣秀吉も徳川家康も1人も人を殺さずに天下を獲った訳じゃないって事。」
「じゃあ上原さんにも?」
「あるでしょ?私は1人殺してる。」
しまった、そう華英は思った。若菜と一緒にいると正義の塊、象徴でしかない為、若菜が田口徹を殺した事実を忘れがちだ。ついいらぬ事を口にしてしまい後悔した。
「ごめんなさい…」
「フフ、気にしないで?私はそれを背負って生きてるから。」
「…」
華は頭を下げて言葉を口にしなかった。
「上原さんは総理大臣、なるんですか?」
白澤が緊迫してしまった空気を吹き消すような口調で言った。
「ならないですよー!ヤダもぅ♪」
「なれるんじゃないですか?上原さんなら。」
「ならないですよー。あんな忙しくったらオナニーする時間、なくなっちゃうしー。」
「えっ?」
白澤は耳を疑った。
(今、オナニーって言ったか??いや、そんな事言わないよな…、まさかな…。聞き間違いだな。)
白澤も言葉を飲み込んだ。華英は突っ込む気分ではなく、結局以降、会話なしのまま西進不動産に到着した。


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