キャンプも楽しもう♪-2
美奈が習得したソープ嬢の技を明に使い、みんながその成果に注目を集めているときだった。ナナが智美に話があるとこっそりと切り出した。
「どうしたの改まって。あたしと2人だけでしたいの?」
「それも嬉しいですけど、そろそろソープ嬢を辞めようかと思って…」
「えっ?」
突然の告白に智美の目が丸くなった。
「実は…」
と、ナナは話し始めた。好きモノが高じて天職と思ってソープランドで働き始めたが、肌の会わない客も結構多いことで悩んでいること、また、それが接客態度に出てしまい、店と揉めることも多くなったことを打ち明けた。
「楽しむためにソープ嬢になったのに、全部が全部、亨さんみたいに興奮させてくれるお客様じゃなくて…。でも!」
そこまで話したあと、暗い表情を一変させたナナは、今日、初めて女同士で肌を重ねたときに、男とする以上の興奮と快感を味わったことを、目を輝かせながら話した。
「ほら、女って感じたら喘ぐじゃないですか。智美さんたちの喘ぎ声を聞いてたら、あたし、いつも以上にゾクゾクして感じちゃったんです。あたしって、昔から音に敏感だったんですけど、女の人の喘ぎ声に凄く反応するみたいなんです」
「そうなのね。男の人ってあまり喘ぎ声を出さないもんね」
「男の人も出す人がいますけど、どうも、感じる声は女の人限定みたいです。それに今回参加させて貰って、自分が結構、おまんこ好きだということに気がつきました。もちろん、おちんちんも大好きですけど」
「うふふ、おちんちんで感じて、女の声で感じるなんて、ナナさんて乱交にピッタリじゃない」
「そうみたいです。で、嫌なお客様とする時間があったら、その時間を智美さんと春奈さんと過ごしたいんです。ほら、昼間は2人でレズってるって言ってたでしょ。だからソープ嬢を辞めたあとは、智美さんと春奈さんの家に入り浸らせて欲しいんですけど、ダメですか?」
ソープランドでは絶対に味わえない女同士の興奮。常態的にそれを楽しめる環境があるなら、ソープ嬢にこだわる必要がないことをナナは力説した。
「辞めたら生活はどうするの?まあ、贅沢をしないなら、あたしたちが面倒みるけど」
お人好しならではの智美の言葉だ。しかし、智美の問いに、ソープ嬢で稼いだ蓄えがあるし、それを原資に株で一山当てたことをナナは伝えた。
「それに趣味はセックスですから、バイク以外にお金は使ってません。だから、生活は大丈夫です」
実際は、とある法人の役員を接客したとき、モテたい一心の客が漏らした内部情報を元に、荒稼ぎしたのだが、それがインサイダー取引に当たることと、サラリーマンの生涯総所得の数倍の資産になったことは、さすがに話すことは控えた。
「それと、これが一番肝心なんですが、このまま不特定多数と接していたら、うっかり美奈ちゃんの秘密を口にしそうで怖いんです」
「ナナさんに限ってそれはないでしょうけど、万一、ナナさんから洩れたら、彩花は一生ナナさんと彩花自身を赦さないでしょうね」
それを想像した智美が身震いした。
「ですよね。あの可愛い2人に恨まれたくありません。だから、余計にソープ嬢に見切りをつけるときなかって思って…」
「なるほど…」
智美が神妙な顔をした。
「で、どうですか?賛成してくれますか?」
ナナは智美の腕を掴み、すがるように聞いた。
「当たり前でしょ。天職のソープ嬢より、あたしたちを、いいえ、あたしたちのおまんこを選んでくれたんでしょ。大賛成に決まってるじゃないの」
満面の笑みを浮かべて答えた智美に、ナナは嬉しさの余りに抱きついた。
「わ〜ん、智美さん、ありがとう」
「ナナさん、いいえ、これからはナナちゃんて呼ぶね。あたしは智ちゃんでお願い。そんでもって春ちゃんは…、まあ、春ちゃんは呼び捨てでいいや」
「はい。智ちゃん。うふふ、でも、智ちゃんと春ちゃんの関係性っていいですね。あたしもそんな関係に成れるかしら」
「ナナちゃんなら直ぐよ。それよりもナナちゃん。せっかくだから、そのままお気に入りのおまんこも触ってくれる?」
智美はナナの心配を一蹴した。
「はい。淫乱智ちゃん。これでいいですか?」
「ああん、ナナちゃん、気持ちいい」
ナナのために遠慮なく喘いだ声が、卑猥なことに目敏い春奈に届いた。
「ずるいよ、智ちゃん。ナナちゃんの指遣いを1人で楽しむなんて」
そこに楽しさがあれば自然と空気を取り込む春奈が、教えてもいないのに、ナナを『ちゃん』付けにした。
「うふふ、春ちゃんもどうぞ」
ナナが自分の割れ目を弄っていた指を、春奈に差し出した。
「いいの?」
嬉々としたした春奈が、少し足を開き気味に、智美の横に並んで立った。ナナは好色そうな表情を浮かべると、割烹着の穴から覗く、目の前の割れ目に指を滑らせた。
尽きない潤滑油はクチュリと指を受け入れ、春奈に快感を与えた。
「ああん、いい、いい、ああん」
「あん、あん、ナナちゃん、これからもよろしくねぇ、ああん、ああん」
2人の嬌声にゾクゾクしながら股間を濡らし、ナナは幸せを感じた。