人気女優の試練と進化-6
(嬉しい)
冷めた心が覚醒した。落差が大きかった分、美奈の高揚感は既視感を超えていた。これまでの行為が、全て自分のためのことだったと、今なら信じられた。
重なる唇が解かれた。
痛いほど勃起した翔自身も、これ以上焦らす余裕はない。
貪っていた舌が抜かれたが、もう美奈は喪失感を覚えなかった。物理的にも、開かれた割れ目に、熱すぎる肉棒が密着していたからでもあった。
「ああ、翔くん、翔くん、翔くん」
今の幸福感と、それを2度と失いたくない想いが合間った。美奈の口から信じ得る者の名前が幾度も溢れた。
しかし、その名前の連呼は悦びの喘ぎ声で中断した。
「あうううぅ、あああん」
翔が美奈の乳首を咥えたからだ。美奈はその刺激に女体を仰け反らせて歓喜の反応を見せた。
「ああん、美奈ちゃん、気持ちいいのね。ここね、ここが気持ちいいのね」
同様の刺激を欲した4人の女たちは、隣合う乳首に手を伸ばして捏ね合った。
撮影班に任命されている亨と明は、時折、女たちを弄りつつ、成り行きを見守りながら、淫らなシーンの撮影を続けていた。
勃起した肉棒から滴る先走り液は、その都度、女たちが舐め取っていたが、今は女たちが翔と美奈の行為に集中していたので放置気味だ。男たちはカメラ片手に自らを扱き始めた。
「ああん、ああん、ああん」
美奈は女体を仰け反らせながら、乳首に快感を与えてくれた翔の頭を抱えて悶えた。
「あん、気持ちいい、もっと吸ってぇ、ああん、ああん」
本能のままに、男が悦ぶ言葉が口をついて出た。しかし、美奈にはそれ以上の快感と興奮も期待していた。
美奈の期待を受けるように、乳首への刺激を指先に委ね、翔の顔が移動を始めた。下へと。
「来て…来て…ああっああぁ」
両乳首を指先で捏ねられながら、熱くなった女体を舌が滑る。焦らされ続け、敏感になった女体があらゆる部位で性感帯となっていた。
デルタ地帯に達した舌が、しばらく陰毛を唾液で汚したが、直ぐにそこから離れた。美奈は太ももを抱え上げ、淫らな部分をさらけ出した。
「見て見て、淫乱な美奈のおまんこ見て」
触られる前に、淫らな自分を間近に見て貰いたかった。
翔の視線が国民的女優の陰部を犯した。
幼女のような色素の薄い陰部だった。健康そうな秘豆が艶々とテカリ、その下のビラビラは、美奈の清潔感を示すように、若々しい桃色のカーブを描いていた。しかし、幼女と違い、ジュクジュクと興奮の印が溢れていて、持ち主の淫らさを表していた。
「びちょびちょだな。この淫乱女優め」
翔は美奈を言葉で悦ばせた。
「ああっ、嬉しい…」
強い視線を感じた部位がさらに熱くなった。
「な、舐めて、淫乱女優のおまんこ舐めて」
太ももを裏から抱えた手を割れ目の左右に添えると、美奈はグッと開いて翔に促した。
濡れた陰部に興奮した翔の息づかい届いた。自然と卑猥な笑みを浮かべた美奈は、割れ目を開く手に力を込めた。
そして、半開きの翔の唇が割れ目の上部を被い、はむっと甘噛をした。
「あうううっ」
弾む女体。翔はそのまま唾液の絡めた舌先でクリトリスを刺激した。
「あああああん、ああん、ああん」
待ちに待った快感に、美奈は歓喜の声で応えた。
「出た〜!翔くんのクリはむはむ〜、ああん、あたし、アレ大好きなのぉ」
「はぁ、はぁ、美奈ちゃん、よかったね。おまんこ舐めて貰ってよかったね」
「ああん、おまんこ、気持ちいいよね、ああん」
女たちも自身のその部分を擦りながら、快感を共有していた。
「翔、翔のクンニで1回イかしてあげて」
春奈の言葉に、その良さを知る女たちは、横並びにうんうんと頷いていた。
自分のクンニを好む母親の助言に翔は従うことにした。それでも、変化を付けるために、一旦、舌を下げて肛門を突ついた。
「あんっ、やだ、お尻に、ああん、ダメぇ、ああん」
美奈への辱しめを味わったあと、翔はビラビラをはむはむとしながら、愛液を絡めた舌で、クリトリスを舐めあげた。
「あううん、気持ちいいよぉ」
後はクリトリスに中心を置いて、ひらすらレロレロと舐め続けた。
「出た〜、高速レロレロ!」
翔の舌使いの速さは、スワップファミリー随一だ。
「はぁん、あの速さ、たまんないよねぇ、はぁん、はぁん」
女たちは、その動きを真似て、割れ目に沈めた指の動きを速めて、自ら与える快感に尻を振った。
「あっ、あっ、イッちゃう、イッちゃう、ああああああん」
これを初めて味わう美奈は、あっと言う間に絶頂を迎えた。