人気女優の試練と進化-2
自己紹介のとき、全身に翔の精液を塗られた美奈だったが、さすがにそのままで初体験を迎えるわけにいかない。川で女体を清めたあと、翔に喜んで貰いたい一心で、行為の前に、彩花にフェラチオを教えて貰っていたのだ。
それは、一旦行為が始まれば、そんな余裕が持てないと思ってのこと。余裕のある内に、口でも翔の肉棒を堪能したかったし、自分の淫乱さをアピールしたいとの思いもあったのだ。
このグループの中では着飾ることなく、本性をさらけ出すことができる。そして人を好きになることもできた。美奈は心から居心地の良さを感じていた。
「じゃあ、翔くん、美奈ちゃんを任せたよ」
彩花はポンと翔の肩を叩いた。
「おう。美奈ちゃん、そこに横になってくれる」
彩花に応えた翔は、美奈を促した。
「はい。お願いします」
優しく声をかける翔に、美奈は素のままに返事をした。見守るスワップファミリーに会釈し、美奈はその場に横たわった。
翔が美奈に重なろうとしたときに、亨から待ったがかかった。
「そうそう、忘れるとこだった。美奈ちゃん、お父さんたちにおまんこ開いてあげてください」
早く翔と重なりたかったが、彩花の言葉に美奈は素直に従った。これを忘れたら後々残念に思うことを理解していたからだ。
「はい。亨さん、明さん、お願いします」
美奈は両手で太ももの裏を抱え上げて、割れ目の中を晒した。
「美奈ちゃん、もう少し開いて。それともう少し上に向けれるかな?」
「は、はい…」
割れ目の中身を天に晒すように、美奈は1人マングリ返しの姿勢を取った。
「こ、これでいいですか?」
半日前まで見ず知らずだった中年男たちに、肛門まで晒してる。美奈はそんな淫らな自分にゾクゾクしていた。
撮影係の亨と明が開かれた割れ目にレンズを向けた。彩花の提案で、使用前の状態を記録するためだった。
「オッケー。処女膜がばっちりだ」
「あ、ありがとうございます」
さすがに恥ずかしくなり、美奈は女体を赤く染めた。
ギャラリーが回りを囲み、数台の固定カメラと、亨と明のカメラが位置に着いた。
準備が整った。
「翔くん、あたしを女にして…」
上気した女体の上に翔が身体を重ねた。美奈は翔の背中に手を回し、愛する者を抱き締めた。
(大きい背中…)
優しく頬を撫でられ、唇が重なった。
(ドラマじゃない。本当に好きになった人にキスされている)
それだけで鼻の奥がツンとなった。
(涙を流す演技のときはこれを思い出そう)
そんな余裕があったのはここまでだった。舌で割られた唇に、翔の舌が入ってきたときには、無我夢中で吸いついていた。
翔の手が髪を撫で、肩から鎖骨を愛撫した。自分ですれば擽ったいだけなのに、他人がすれば快感に変わっていた。
乳房を下から揉まれた。ピンク色の乳首が興奮で硬くなっていることを自覚した。その乳首に触れて欲しいと思ったが、しばらく、乳房を揉む動きに変化はなかった。もっと直接的な快感が欲しい美奈は少し焦れてきた。