美奈の隠した本心-1
【美奈の隠した本心】
「ところで美奈ちゃんは、まだ処女なんでしょ」
自己紹介が終わり、春奈が翔の残滓を絞り出しながら美奈に声をかけた。指に受けた精液を春奈はペロリと舐めた。
「あ、はい。今日が初体験です」
「じゃあ、どれにする?」
春奈が横に並んだ男たちの肉棒を示した。
「うふふ、『誰にする』じゃないとこがいいですね」
放尿まで晒したことと、飾りのない自己紹介を受けた美奈は、一気に打ち解けていた。
「美奈ちゃんは、初めては1対1がいいですか?それともみんなから責められたいですか?」
彩花は自分の喪失ときのことを思い返して聞いてみた。
初体験を迎える以前、恋に恋していた頃は、翔と純愛を通して経験したいと思っていた。しかし、彩花の初めてはなし崩しに始まり、挿入された直後に、父親たちには乳首を責められ、母親たちには唇を奪われ、クリトリスを責められたのだ。
それに至るまでの数日間、両親の嗜好に感化された彩花は、毎日、両親の行為に参加していたため、初体験での乱交には抵抗は無かった。むしろそれを望んでもいた。
しかし、そんな準備期間のない美奈が、どう思っているのかが気になったのだ。よく気がつく娘だった。
「う〜ん。やっぱり初めては1対1かな」
気付かれないように、美奈はちらりと翔を見た。
「そうなの…」
美奈の答に智美が落胆した。彩花の初体験のときのような興奮を、もう一度味わえると期待していたのだ。
「あっ、でも、初体験を堪能した後は、さっきみたいにみんなで、楽しみたいと思ってるんですよ」
「だそうよ。お母さん、納得した?」
「うん♪」
「じゃあ、みんなで美奈ちゃんの初めてを見守らせて貰いますね。もちろん、その後のことも期待してますから」
美奈の希望を聞き、美奈の初めてに直接交われないことに、彩花も少し落胆をしていたが、それを顔に出さないほど、彩花は大人になっていた。
乱交の場合は、本能のままの方が楽しいのも事実だ。しかし、ここは美奈の意見を尊重するつもりだ。
「あっ、でも、1つだけ彩花ちゃんに頼みたいことがあるのよ」
「えっ?あたしに?」
彩花はキョトンとした。
「あたしが、おちんちんを受け入れた後なんだけど、しばらく堪能したら、頃合いを見て、あたしの顔に股がって欲しいの」
「それって、ヤラれてるときに、美奈ちゃんがあたしのおまんこ舐めたいってことですか?」
「うふふ、変かな?」
「うんうん」
彩花が首を左右にブルブル振った。
「全然変じゃないですよ。あたしもそれをするのが大好きだもん。でも、どうして?」