キャンプ場到着と野外放尿カルテット-2
「もお!ホントはお母さんが一番ヤリたいくせに。なに痩せ我慢してるのよ」
彩花は到着までの道中を思い返した。
『ねぇ、翔くん。到着まで我慢できないよお』
『しょうがないなあ。これでいいスか?』
『はぁうん。でも、着いたら即ハメしてね』
後部座席からヒソヒソと聞こえてきた会話、それに続いた母親の甘い吐息に釣られて、彩花は後ろを振り向き目を剥いた。恋人の翔と智美がキスをし、開かれた母親の割れ目には、翔の指が這わされていたのだ。
『お母さんダメだよ。春奈お義母さんに怒られるよ』
しかし、彩花の言葉は無視された。
『はぁん、もっとクチュクチュしてぇ』
『もお。自分だけズルいんだから。じゃあ、あたしも。明お義父さん、あたしのも弄ってください』
彩花は隣に座る明の手を取り、自身の股間に導いた。
『こうか』
『はぁん、もっとクチュクチュしてぇ』
こうしたやり取りを経て、母親と同じ言葉で喘いだのが真相だったが、キャンプに連れて来てくれたことを盾に取られた彩花は、結局は母親の言葉に従うことにした。
「ホントに勝手なんだから」
ぶつぶつと言いながら車外に出た彩花だったが、清々しい自然の空気に触れた瞬間、少女の感性が戻った。
「空気、美味しい♪」
淫らな気持ちは吹き飛び、さっきまでとは違う爽やかなテンションが一気に上がった。
「ヤッホーい♪」
歓喜の声をあげた彩花は、水辺に向かって駆け出した。
「うわ〜、川の水、凄く綺麗よ。翔くん、早く早くぅ」
中学2年生の彩花が、ピョンピョンと跳ねながら、翔を手招きした。
「子どもか」
苦笑してつぶやいた翔だったが、彩花のキラキラする笑顔に釣られて、自然と駆けていた。
「へ〜、ここが穴場のキャンプ場なのね」
伸びをしながら続いた智美も、嬉しそうに言った。
「そうだ。県道近くなのに、ほとんど人が来ない秘境だぞ」
夫の亨は、学生時代にバイクで日本1周した経験がある。そのときに偶然見つけた穴場だった。
「ほんと秘境ですね。ここなら用意した水着は必要ないかも。うふふ、予定どおり裸族かしらぁ」
助手席から降りた春奈が、亨の言葉に応じた。そもそも、胯間部分がほぼ紐と、辛うじて乳首が隠れるビキニは、人前に出られるようなモノではないのだが。
「ホント、亨、いいところ見つけたな。春奈、ここなら遠慮なく声が出せるぞ」
続いて降りた明が、春奈のノーブラの胸を鷲掴みで揉みながら、それを誘発させた。因みに妻を共有した男たちは、お互いを呼び捨てにする仲になっていた。
「やあん、さっそくなのぉ。ああん、エッチな声が出ちょうよぉ」
子供たちと違い、自然に触れても大人たちの淫らな気持ちには変化はなかったようだ。春奈はさっそく夫の期待に応えて、女体をくねらせながら遠慮のない嬌声を上げた。
「ああん、もっとぉ」
のどかな河原が一気に卑猥な雰囲気に染まった。
「明さん、春ちゃんばかりじゃなくて、あたしにもエッチな声を出させてぇ」
春奈の淫らな声に、瞬時に火の点いた智美は、Tシャツを捲って、明にノーブラの胸をぷるんと晒した。ちなみに智美は柔らかな大きめ、春奈は童顔に似合ったお碗型だ。
「これでいいか?」
智美の願いに明は躊躇なく応じた。智美の乳首を摘まむと、柔らかな胸をタプタプと揺らした。
「あううん」
智美も恍惚の表情を浮かべた。
「智美、もっと捏ねて貰え」
妻の乳首がいたぶられ、身悶えする様子を、スマートフォンを手にした亨が、楽しそうに撮影し続けた。
「はあん」「ああん」
母親たちの嬌声が、水を掛け合い青春していた子供たちに届いた。
「うそ!お母さんたち、もう乱交始めてるよ。テント張ってからって言ってたくせに」
「もう、張ってるみたいだぞ。下の方を見てみろよ」
翔が父親たちの股間を指差した。
「そっちのことぉ?ホント都合がいいんだから」
自分だけお楽しみの釘を刺されていた彩花はむくれた。
「あたし、止めてくる!」
眉ねに皺を寄せた彩花は、乱れる母親たちに向かって駆け戻った。
「こらぁ、キャンプの準備はぁ」
悶える母親を咎める彩花を、亨が止めに入った。
「彩花、待ちなさい」
もちろん、この場に相応しい止め方だった。
「えっ、やだぁ。ああん、お父さん、ダメぇ〜」
父親に胸を揉まれた彩花も、身悶えるのだった。
「あっ、あっ、いやぁん、もっとぉ」
結局、これを望んでいた彩花は、自ら服を捲って初々しい胸を晒すのだった。
しかし、そんな楽しい雰囲気に水を差すように、抜けてきた山道から、場違いな重く低いエンジン音が響いてきた。
どっ、どっ、どっ、どっ、どっ…