将軍の裁き-2
「上様の【影】にあるまじき事でした。自害が叶わぬのなら、せめて上様の手に掛かりとう存じます」
それを望んだお露は、頭を下げて首を晒した。
「甘い!」
吉宗は目を細めた。その強い視線を首筋に受けたお露の女体は震えた。
「お露の思うようにはさせぬ。死ぬより辛い苦悩を与えてやるから心せよ」
「そ、それは…」
死より辛い仕置き。お露にとっては【影】を解任され、吉宗以外の男達の慰みものになる事だ。お露は、それを飲まなければならない立場なのだ。
「ど、どのような仕置きもお受けします…」
自身の罪の深さを改めて自覚したお露は、震えながら平伏した。
「尻を向けよ」
「えっ?」
驚いたお露は顔を上げると、吉宗は勃起していた。
「さ、最後にお情けをいただけるということですか…」
吉宗の深さにお露は感謝しながら苦悩した。どん底の気分の中でする行為が最後になるのだ。ならば、幸せを感じていた時の行為を最後にしたかった。
しかし、それも赦されない。お露はうなだれながら、吉宗に尻を向けた。
「最後ではない。お露が孕むまで、その中に何度でも精を放ってくれるわ」
驚いたお露は振り返った。
「な、なんと申されましたか?」
自分の耳が信じられなかった。
「自分の罪を心しながら聞け。お露が生む子らは、決して表舞台に出してはならぬ。これを破れば一族郎党根絶やしじゃ」
「『子らは』と仰いましたか?」
お露の目から涙が溢れた。それは、これからも吉宗の傍に居続けられるということだ。これはお露がずっと望んでいた事だった。
「どうじゃ。この吉宗の子を産みながら、将軍継嗣にはさせられぬのだ。母親として、これほど辛い仕置きは無かろう」
吉宗はにやりと微笑んだ。
「はい。これほどのご褒美はありません」
「たわけが。早く尻を向けよ。この尽きぬ精で、孕ませてくれるわ」
「御意」
お露は、吉宗に尻を向けると、それを高く突き上げた。
「汁が溢れておるぞ」
「はい…、子宮が上様の精を受ける悦びで震えておるようです」
「たわけたことを。正直に申せ」
「申し訳ございません。破廉恥なお露は、早くおまんこがしたくて仕方がありません。我慢できずに、自慰をするほどです。はあ…はあ…」
四つん這いの姿勢で、割れ目を擦り始めたお露の腰をを掴むと、吉宗は腰を一気に突き立てた。
ずにゅううううっ!
「ああああああんっ!」
覇者の憤りが一気に子宮にまで達し、悦びに溢れた女体が反り返った。お露はその一撃で絶頂を迎えた。
ピクピク震える女体に構わず、吉宗は激しく腰を動かし続けた。
「どうじゃ、この仕置きは?」
「あんっ、あんっ、ああん、おまんこ、おまんこ、き、気持ちいいです、ああん、ああん」
「これ、仕置きだというに、気持ちいいとは何事か」
吉宗は動きを止めた。
「ああん、もっとぉ、もっと罰してくださいいいいっ、あああん」
「自ら罰を乞うとは殊勝なやつめ」
にやりと笑った吉宗が腰の動きを再開した。
「あっ、あっ、あっ、いい、いい、ああん」
再び与えられた快感の嵐に、お露は女体を震わせた。止めどなく溢れる愛液がいつも以上に畳を汚した。
これまでは、吉宗の射精の頃合いを気にしながらの行為だったが、今は余計な事を気にする必要はなかった。お露はひたすら快感を味わっていた。
「あっ、あっ、逝くっ、逝くうううう」
幾度と女体は絶頂を迎えたが、吉宗は容赦はしなかった。お露はその罰を受け続けた。
「くうううっ、やるなお露…」
お露の締め付けに堪え続けた吉宗だったが、それも限界を迎えた。
「逝くぞ」
吉宗が大きく腰を引き、その反動をお露の尻にぶつけた。
「いやあああああああん」
深く侵入した異物に圧迫された子宮が、膣の中に広がる温かみを感じた。
「あうううううっ」
お露は女体の下から手を伸ばして、吉宗の睾丸を手のひらに包んだ。
(もっと…)
お露は、更なる精子を迎えようと、裏筋から竿の先へと睾丸を擦った。
「ふふふ、欲深いやつめ」
吉宗は、お露の尻をパシりと叩いた。
「あうううっ」
お露は幸せだった。
おしまい。