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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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納得出来ない-1

優依達が帰っていったあと
幸子はおさむの部屋に戻ってくると

「おじちゃん わたしのこと嫌い?」

そんな幸子の言葉に
だまるおさむを見ながら

「食事介助とトイレ介助はどうしたい?」
「ゆきちゃんがするって言うなら
 そこはいやでないから」
「そ、そう えっちは?」
「今まで通りでいいよ
 でも、いじめたりしない?
 ゆいちゃんばかりになるときも怒らない?」
「そ、それは…わかんない」
「そっか…」
「わたしとは最後までしたくないよね…」
「ゆいちゃんとはじめてが終わったら
 うけいれる」
「どうしても ゆいちゃん…」
「ごめんなさい」

それを見て
幸子は泣き出して2階へ戻っていくのだった

(ゆいちゃんが最初に決まっても
 納得出来てない
 おねえちゃんやくみこちゃんよりは
 ゆいちゃんのほうがまだ許せるけど
 でも、納得出来ない
 わたし 酷いと思う 自分でも)

「ひっく…うぅ…ひっく」

泣き続けて時間が経過する
母親が

「幸子ぉ…ご飯出来たよー」

食欲がないものも
仕方なく1階へ降りていく幸子
洗面所で顔を洗ったあと
居間に行く

「おじちゃんは?」
「おさむも食欲ないみたいだから
 薬だけ飲ませてきた」
「そ、そう」
「幸子はどうするの?」

母親が聞いてくると

「食欲ないから…味噌汁だけでいい」
「この1週間 食べてないでしょ」
「うん…」
「カロリーメイトだけでも
 食べていきなさい」
「うん わかった」

味噌汁とカロリーメイトを食べて
2階に戻ると
ベッドの上に座り
ぼーっとしていると
1階から綾の声が聞こえる

(おねえちゃん 帰ってきたぽい)

それあとも
何もせずにぼーっと座っていると
扉が開いて綾がやってくる

「入るよ 今日も真っ暗だね」

綾は部屋の電気を付ける

「それで…おじちゃんとの話し合いは?」

綾が幸子に聞くと
うつむいたまま何も答えない…

「わかった…」

綾は携帯を取り出すと
おさむにLINEを送る

「おじちゃん ただいま」

「おかえりなさい」

「それで ゆいちゃんとの話し合いは?」

「最初はゆいちゃんでいいって
 一応は決まったけど…納得してない様子」

「そっか ゆいちゃんが全面拒否しなくて
 よかったね」

「うん でも、ゆきちゃん傷つけてる」

「そうね」

「食事介助 トイレ介助は拒まないつもり」

「それでも 幸子の様子みると…まだ足りないみたい」

「ゆきちゃんとしたくないって言ったから…」

「ゆいちゃんのあとならいいんでしょ?」

「うん…」

そこで携帯から目を離し
幸子を見る綾

「ゆいちゃんが先で納得出来てないみたいね」
「そ、それは…」
「ゆいちゃんとしたあとならいいって言ってるのに
 どうして?」
「自分でもわからない」
「もし 幸子が最初なら
 昨日 おじちゃんがいったように
 そのあとはほっといてってなるよ?」
「それもいや 関わりがなくなるのはいや」
「なら ゆいちゃんが最初が 一番いい解決策じゃない?」
「………わかっていても」
「気持ちが…だね」
「どうして ゆいちゃんなの?」
「そりゃ、最初から一目惚れだし? ポスターとか
 そのまんま ゆいちゃんみたいな女の子なんだし
 おばさんのこともあるから余計にゆいちゃんなんだと思うよ?」
「わたしの方が話しかけたの早かったのに」
「そうかもしれないけど
 おじちゃんの気持ちを幸子からはなしたのは
 他の誰でもなく幸子でしょ?」
「そ、それは うん わたしがやり過ぎなければ」
「まずは おじちゃんがおびえないように戻すところからだよ?」
「見ているといらいらするの」
「うーん それでいじめたらますます嫌われるよ?」
「うぅ…ひっく…ひっく」

また泣き出す幸子に
頭を撫でる綾

「落ち着くまでおじちゃんのこと
 考えるのやめたほういいね?」
「うん そうする」

この日を堺に
幸子はおさむの部屋にもいかず
食事介助にもつかなくなる


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