シャッフルカード ハード-6
「俺が時計見ててやるよ もうすぐ０秒だ 準備はいいか？」
リュウさんが 積極的だ。
目線は壁の時計を見ているが 薄暗くて秒針はハッキリ見えないかもしれない。
「えと・・・・ユキ先輩、よろしく・・」
「先輩って言わなくてもいいよ ヨロシクね」
二人とも 足は閉じたまま 特にユウヤは 力んでしまっているように見える。
「はい！はじめ！」
リュウさんの元気な掛け声がしたが ユウヤもユキも すぐには動けなかった。
「えと・・・・」
「・・・・・ゲームだよ わりきろ」
ユキはそう言うと スッと ユウヤのショートパンツに触れ始めた。
そして みんなが見ている前で ゆっくりと 手を股間に当てていく。
「・・・・・・あ、緊張してるんだね」
「えと・・・・・はい」
「かわいいね、ユウヤも どうぞ」
ユキの囁きを聞いて ユウヤは ゆっくりと 少しおどおどしながら
ユキのショートパンツに端を触り始めた。
「ユウヤ・・・・中 はいてなかったんだよね」
薄暗い中でも ユキの手がユウヤの股間を優しく触っている動きがわかる。
「う・・・・・・・・」
小さく唸ってから ユウヤが ゆっくりと ユキの股間に手を滑らせ始めた。
そして 指先から スッと 太股の間へ入り込んでいく
一瞬 ユキが身体を震わせたが そこから力を抜き ユウヤの手を受け入れるように足の力を抜いていくのがわかる。
「ユウヤの・・・・・・固くなってきた・・・」
ユキの手が 少し意地悪に 包み込んでいき 軽く上下に動いていた。
「・・・・・・・くっ」
我慢をしているユウヤを見て ユキは嬉しそうな表情をしていた。
弱く動いていたユウヤの手が 何とかユキの股間を中指で上下に撫ではじめる・・・。
ユキは 自由に触らせるように 足を軽く開いていく・・・。
みんな 何も言わずに その二人を見守っているようだった。
リエさんは ユウヤの隣で 綺麗な姿勢で座り 冷静に見えたが
薄暗い中で しっかりと ユウヤの片手を撫でているのが見える・・・・。
「ん・・・・ユウヤ、固く なっちゃったね」
ユキは そう言いながら ユウヤのショートパンツの膨らみを 強く握っていく。
「あ・・・・・・・ユキせんぱ・・い」
ユウヤが急に ユキの股間で 手を荒く下から撫で上げた。
「ひゃ！・・・・・・」
ユキが 初めて身体を竦めてしまう。
「おっと、１分 少し回ってたな」
リュウさんが わざとらしく言う。
「あは、やっぱり １分じゃ いかせられないか」
ユキは 笑いながら股間から手を離していく。
ユウヤも 引っ込めるように 手を離した。
「ユキは 感じなかったのか？」
シンヤが 余裕な様子で言うと ユキは
「悪いことしてる感は 感じたよ」
と笑って返し
「これでも 恥ずかしいんだからね！次 いっちゃうよ」
と 『ハード』のカードを軽くシャッフルして その１枚をテーブルに捲って置いた。
『全員 飴を口移しで回し 落とした二人が１枚ずつ脱ぐ』
「え！！！！！！！それって キスなんじゃ・・・」
「じゃあ これはパス、かな」
さすがに捲りなおしになると思っていたら
リュウさんが 薄暗い中でもわかるくらい 目を輝かせていた。
「いいじゃないか！たとえば 舌だけで 上手に渡すとか なら」
「舌だけで？」
ユキは 舌をだして こんな感じ？みたいに見せる。
「やってみないとわからんが 舌に乗せた飴を 相手が巻き込むとか 拾うとか」
「う・・・・難しそうだけど ゲームだし 私はいいよ」
ユキは 流しに立ち 飴の袋を持ってきた。
「おお！積極的じゃん！うれしいね！」
喜んでいるリュウさんにユキは笑顔を向けた。
「順番に だよね？私はチカちゃんに最初回すけど、リュウさんは アキラから回されるのよ？」
え？？？？順番だと そうなるな
「げ！！！！」
リュウさんの悲鳴と同じ悲鳴を 心の中であげた。