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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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おもちゃのプレゼント-1




九月も半ば。
三連休、加奈子の息子である柚木は、加奈子の父母宅へ泊まりに行くということだった。
土曜日、加奈子が柚木を送り出したあと、理央が車に乗ってやってくる。
たまには理央の家で過ごさないかと提案されたのだった。
理央の家へ玄関まで出入りすることはあっても、普段過ごすのは加奈子の家だった。
だから、彼の家で過ごすのはゴールデンウィークぶりだろう。


(武島くんとーー三人で、したのよね……)


三人で交わった出来事を思い出して、どきん、と胸を高鳴らせる。

黒の薄手の半袖のカットソーに、白いゆるめのロングパンツ。
そして高すぎないヒール。
加奈子がいやらしい回想をしているなど思いもせずに、理央は理央で運転をしながら、控えめでありながら清潔感のあるその装いに胸をドキドキさせていた。
シートベルトに締められて、小さい胸の膨らみが際立つ。
時折脚を組むと見える、むちっとした太ももの裏側。

「か、加奈子、お昼…何食べる?」

そうした回想をうち消そうと、理央は加奈子に問う。

「どうしようか。土曜日だからどこも混んでるよね……」

理央と加奈子は、大きな道路沿いのショッピングモールの中に入り、レストラン街で食事を摂ることにした。
チェーン店のパスタ屋に入ったが、理央は加奈子の食べている姿に見とれてしまう。
くるくるとフォークを麺に巻き付ける仕草、髪の毛を押さえながら小さな口にパスタを頬張るところ、口元についてしまったソースを指で恥ずかしそうに拭うところ。

「何か、今日すごく見てたでしょ」

食べ終わったあと、家に向かう道中、車の中で加奈子が尋ねる。

「んん?可愛いなあって思いながら。ご飯食べるとき、いつも柚木くんと一緒でしょ。あんまりこうやって、二人で食べる機会ないじゃん」

「食べるところが可愛いって何…?」

怪訝そうな表情を理央に向ける。
メガネから覗く、目尻のシワさえセクシーだと理央は思った。

加奈子は理央の家に着くと、いつもの習慣なのだろう、歯を磨きに使い捨て歯ブラシを持ってユニットバスへと向かう。
いつも、食後の彼女の口からは歯磨き粉の清潔な香りが漂う。

理央は廊下から入って右手側のキッチンの前に立ち、お湯をわかしてマグカップを二つ用意した。


(変な感じ……。家に入るのなんて隼人くらいだったから)


インスタントコーヒーの粉をマグカップに入れて、お湯が湧いた頃、お湯と冷蔵庫の中の牛乳を注ぐ。
加奈子が普段、朝食後にコーヒーを飲む時、ポーションタイプのミルクでなく牛乳を多めに注いでいるのを見てから真似し始めたのだった。
本人曰く猫舌だからだという。
加奈子がユニットバスから出てくると、入って左側の壁沿いに置かれているテーブルに備え付けられた椅子へ、腰掛けるよう促した。

「はい、コーヒーくらいしかなくて」

「わ、ミルクたくさん入ってる」

加奈子は奥側の椅子へ座り、理央は手前の椅子に座る。

「僕も家にいる時加奈子の飲み方、真似してんの」

左肘をテーブルの上に置いて、口を尖らせながら手のひらの上に顎を乗せて言った。


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