学校での会話 11-3
優依が言うと
句美子が赤くなってパニックになる
「え? え?」
「だからね おちんちん握られると気持ちいいのはわかってるし
強く握られればいたいから男子も大人しくなるんでないかって」
「そういうことだったのね それでしおりちゃんがしたあとで
おちんちんがかたくなったのね」
「うん そう それで終わればいいのに
しおりちゃん いろいろしたの?」
「うん してた それで男子もうろたえてて
しおりちゃんにされるがままになってた」
「「あらら」」
「くーちゃんは それみて おまたの方 じんじんしなかった?」
「え? してた 帰って確認したら濡れてて…」
「女の子もえっちなことみたり考えたりすると そうなるから」
「そうなのね」
「それで…くみこちゃんは…わたしの家になにかあると?」
「うん ゆきちゃんのおにいちゃんとしてるのかなとか
色々考えてた」
「そっか わたし お兄ちゃんはいないけど
家にお父さんの弟にあたるおじちゃんがいるから」
「それって…ゆいちゃん その人と?」
「うん そう ゆきちゃんのおじちゃんとしてる」
「え? いやじゃないの??」
「むしろ わたしとゆきちゃんがおさむくん あ ゆきちゃんのおじちゃんね
おさむくんに迫ったのがきっかけだから」
「え? どういうこと?」
「性教育の授業あったでしょ」
「うん それで男子がバカやってきたし」
「それがきっかけで興味持って」
「それでおじちゃん…障害者なんだけど 両手が使えないのと喋れないの」
「そ、そう なんていっていいか」
「そこは気にしないでいいから で、クラスの男子とはしたくないし
知らない男の人は怖いからおじちゃんに会話してみたの」
「次の日にわたしも会いに行って…今日に至るわけ」
「ゆいちゃん ゆきちゃん もしかしてバレンタインも
その人のために作るとか」
「「うん あたり」」
「そうだったんだ ふたりともクラスの男子に興味ないし
作るとしてもお父さんぐらいだろうって思ったから
しおりちゃんにはそう言ったんだけど
お父さん以外にもわたす人いたんだね」
「うん それにババロアとか提案したのもそれが理由」
「どういうこと?」
「おさむくん 硬いの食べにくいから」
「そうなのね ゆいちゃんいろいろすごい
相手のこと考えて作ろうとしてるなんて」
「えへへ それで、くーちゃんはどうする?」
「わたし? あってみたい でも、喋れないのって会話は?」
「おじちゃん いつも部屋でパソコンの前に座ってるから
パソコンの前なら画面に表示出来るから」
「そうなのね パソコンない場合だと難しいの?」
「わたしやゆきちゃんなら…足で書いてることをそのまますらすら読んでるけど」
「え? どういう感じに」
句美子がいまいちわからないようだったので
幸子が句美子の前で空中にひらがなで書いてみる
「こんな感じに おじちゃんの場合は床に書いてるけど
紙とペンを使わないで書いてるから空書って言うの」
「これ なれないと難しそう」
「うん そう」
「今週はゆきちゃん 家に泊まるし
平日とか土曜日は生徒会だし日曜日になるけど?」
「あってみたい…」
「あ 14日ならゆいちゃんちにいると思う」
「どういうこと???」
「わたしとゆきちゃん 生徒会がない日だから
お母さんに頼んでおさむくんを連れ出して貰うの
バレンタインだし会って食べさせてあげたいから」
「それって わたしじゃまにならない?」
「たぶん へいき お母さんにエッチ禁止と言っておくから」
「え? ゆいちゃんのおかあさん ふりん?」
「そうなるね へなと 困った母親で…娘の彼氏をとるなって」
「ゆ、ゆいちゃんの彼氏じゃないでしょ まだー」
「ゆきちゃん そこに反応するのね」
「だって…」
「ごめん うん わたしだけの彼氏ではないね
で、ゆっくり会話するなら14日より
そのあとの日曜日の方がいいと思うし」
「うん ゆっくり話してみたいから日曜日がいい」
「ゆきちゃんいい?」
「うん お昼はゆいちゃんとくみこちゃんのも
準備してって言っておくね」
「「ありがと」」
「あ しおりちゃんとかさゆりちゃんには内緒ね」
「もちろん 内緒にする 言えないし」
「おじちゃん はじめて会う人だと萎縮しそうだけど」
「あ そこはわたしがなんとかするから おさむくんは
わたしがいれば安心するだろうから」
「むぅ そりゃ、おじちゃん ゆいちゃんすきだし」
「それって ほんと ゆきちゃん」
「うん くやしいけど…」
「くやしいって ゆきちゃんもすきなの?」
「そ、そう でも、おじちゃん わたしのこと怖がってる」
「え?」
「それは ゆきちゃんがいじめるからでしょ」
「むぅ…」
「いじめるって 相手30歳越えてるよね?」
「うん」
「それで10歳の子にいじめられてるの?」
「あはは 普通 わけわかんないよね」
「うん ますます興味わいてきた」
「あ くーちゃん いじめるのは禁止ね ゆきちゃんだけでも
手がやいてるんだから」
「そうなのね わかった」
「ちょっ、わたし そんなに手をやかせてなーい」
「うん そうだね 最近はゆきちゃんよりお母さんだわ」
「た、たしかに とりあえず、そろそろ時間だし教室に戻ろう」
「「うん」」
3人は教室に戻るのだった