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『とある普通の恋人達』
【女性向け 官能小説】

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『もっと、とある普通な恋人達;後編』-3

「アァンッ!ハアッアァぁぁッ!ハアッあっくッイクッ!イッちゃうッ!!ハアッ」
明香が一歩先にイッてしまった様で、膣内が一気に淳史の肉棒を圧迫した。
「明香ッハアッ俺も…イクッ…!ハアッハアッ!」
それから淳史も脳髄に突き抜ける様な快感を迎え、精子を勢い良く吐き出し絶頂を迎えた。
ビュクビュクと吐き出される淳史の精子の温度を、初めて生で感じながら、明香は満足していた。

「あっくに清められちゃった…」
明香は泡だらけの顔のままで、ふふっとニッコリ笑った。
それよりも何よりも淳史は、明香に中出ししてしまった事で気が動転していた。
「明香…中に…出してしまったぞ…」
「うん。わかってる。」
「仕事、続けたいんだろ?赤ちゃん出来たらどうす…辞めるの?」
「あっくは困るの?」
「俺は嬉しいよ!女の子がいいな!!明香似の!!俺に似たら可愛くないしなぁ……じゃなくて!どうするんだよ…って、中に出したの俺だけど…あぁもう!」
泡だらけで一人で焦っている淳史を、明香は今までで1番愛おしく思った。
「あっく…」
「オイッ!明香聞いてんの?だから…」

チュッ…
と、明香が淳史にキスをした。
チュッ…チュッ…ちゅ…チュッ…チュ…
チュウゥッ…
「…KISSは7回…ラッキーセブンでしょ★」
明香はニッコリ微笑んだ。
そのかわいらしい顔に淳史は思わず明香を抱きしめた。
「明香…子供出来たら産んでくれよ…。絶対。」
普段は華奢に見える淳史の意外と広い胸に抱きしめられて、明香はコクリと頷く。
そして真剣な淳史の顔を見て、舌をペロッと出して言った。
「今日、初めてピルを飲みました。」

ワナワナと淳史の表情が笑ったような怒ったような変な顔になっていく。
「こんの野郎〜!!お前なんかくすぐりの刑だーーーーーっ!」
淳史にがっちり捕まえられて、脇をくすぐられ、明香は大暴れでゲラゲラと笑った。
泡と水がバチャバチャと音を立てて弾ける。
「きゃははははは!きゃはははは!苦しいっ死ぬっ!ひゃははははっ!」
八重歯を見せながら大笑いする明香を見ながら、淳史は明香を改めて大事に守りたいと決心した。
「やっぱり明香は笑った顔が1番かわいらしいよっ」
くすぐりながら淳史は明香に言った。
「えー?何っ?キャハハハハ!あっく苦しいッギブアップギブアップ!キャハハハハ!」

世の中には何万と人がいて、そんな中で奇跡的に出会い、好きになって付き合ったり、それなのに別れてしまったり…。
そんなありふれた恋人達の中で、これまたありふれたこんな二人の普通な普通な…もっと普通な恋の物語。


おわり★


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