ピチTローライズなCEO-10
「ふー、CEO、お疲れっす。」
ようやく全ての服を着終わった。最後に着せられたのはデニムのミニスカートに、童貞殺しのニットと呼ばれるミニ丈タイプのものだった。邪魔だと言われてブラジャーを脱がされた為、乳首ポッチが浮き出ていた。そのままのカッコで並んでベッドに座る2人。鉄平はいやらしい目で都姫の事を見ている。
(何か…犯されそう…)
今にでも押し倒されそうな雰囲気にドキドキしてしまう都姫。すると鉄平の手がフトモモに当てられた。
「あん…」
ビクッとする都姫。鉄平は愛おしそうにフトモモを撫でながら囁く。
「露出多めの服着たCEO、すごくいいっすよ?新しいCEOの姿を見た気分です。もしかしたらこーゆー服を着て、あの夜のようにいやらしいCEOが、本当のCEOなんじゃないんですか?」
「!?ち、違うわよ…。私、そんなんじゃ…ないし…」
「どうだか…」
鉄平は都姫のウチモモを撫で、付け根ギリギリまで撫でる。そして大きく膨らんだ胸をニヤニヤ見つめている。
「いい女だなぁ、やっぱ。CEOは。」
「…」
欲望丸出しのギラギラした男の姿にゾクッとする。鉄平が下手にイケメンだからだろう、気持ち悪さは全く感じない。
(今からヤられちゃうのかな…。あのおっきいオチンチンに…)
あの夜は酔っていたが、今はシラフだ。今から鉄平にヤられたとして、明日会社で普通にいられる自信は全くなかった。
(また写真撮られて、今回のはシラフの状態のいやらしい姿だよとか責められちゃうのかなぁ…。私、シラフで神谷くんにどうしたらいいか分からないよ。セックスに不慣れで何のテクニックもないのがバレちゃうじゃん。)
フトモモを撫でられてそんな事を考えているうちに濡れて来てしまう。
(ヤだ…濡れてきちゃった…期待してると思われちゃうじゃん!)
そんな心配をしている都姫をよそに、鉄平は急に手を引き立ち上がる。
「じゃ、試着も終わったし、今日は帰りますわ。」
「えっ?」
絶対にヤられると思っていた都姫はキョトンとする。
「服は明日会社に持って来て下さいね。じゃっ!」
鉄平はあっさりと帰って行ってしまった。
「…」
都姫はしばらくそのまま固まっていた。
(な、何なの…!?)
どこか肩透かしを食らったかのような気持ちだった。本来何ごともなくホッとする筈だが、何故かそれよりもがっかりした気持ちの方が強かった都姫は気持ちの整理ができずに寝つきの悪い夜を過ごしたのであった。