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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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美女と美少女のレズ遊戯-11

「少し小耳に挟んだんですけど、第3部って何のことですか?」
何となく聞いてみただけの質問だった。だが夜雲が一瞬ドキッとした様子を見せたのを鈴香は感じていた。まるで子供の頃隠しておきたかった秘密が親にバレてしまった時のように。
「・・・鈴香ちゃん、それ誰から聞いたの?」
夜雲の声のトーンが変わった。怒っている訳でもなく悲しんでいる訳でもない複雑な感情を感じた鈴香は、
「えっと、その・・・ごめんなさい、覚えてないです。ただクラブで誰かがそんな事を言ってたのを思い出しただけです。・・・あの、聞かない方が良かったのなら教えてくれなくても大丈夫ですけど」
しどろもどろになりながら答えた。自分は何か聞いてはいけない事を聞いてしまったのだろうかとドキドキする鈴香。実際自分が第3部の話を聞いたのは龍司と内緒で会った時の事であり、クラブの人間から直接聞いたのではない。もしかしたら店では使わない隠語の可能性もある。
恐る恐る夜雲の気配を窺っていると、
「・・・いいえ、そんなことはないわ。いずれ鈴香ちゃんにも教える事でもあったし。出るかは出ないかは別として内容だけでも話しておくわ」
フーッとため息をつく夜雲。一呼吸置いてから、彼女は重たげに口を開いた。
「第3部は鈴香ちゃんが出ている第1部と2部の後に行われる特別イベントよ。開催は不定期、お客様もVIP中のVIPしか参加できない知る人ぞ知るスペシャルイベント。それが第3部」
確か龍司の父は日本トップクラスの四葉不動産の社長と言っていた。それならVIP中のVIPという単語も当てはまるだろうなと鈴香は思った。
「それで内容だけど、一言で言えばセックスね」
「え!?セ、セックス!?」
「あら、恥ずかしがることでもないわよ。鈴香ちゃんくらいのカップルでもセックスなんて普通にやるし、お互いの事を深く知るには肉体関係は必要不可欠よ」
鈴香の顔面がカーッと赤くなる。学校の屋上で龍司とセックス寸前まで到達したのを思い出す。あの時は雰囲気と性欲に呑まれ自分でもどうかしていたと、後になって悶絶したものだ。
「第3部は招待されたお客様に事前に出演者の女の子を告知するの。そしてオークション形式で値段をつけていき最終的に1番高い金額をつけたお客様がその女の子とセックスする。プレイ内容はお客様の自由。オーラルセックスやSMプレイ、おもちゃを使ったプレイ。女の子に深刻な怪我やトラウマを与えない限りは何をしても自由。女の子が複数なら3Pや4PもOK」
鈴香は夜雲の説明を黙ったまま考え込んでいた。いつかは自分もお金を払った誰かもわからない男とセックスするのだろうか。それでは援助交際や売春と変わらないのではないかと。
「その様子だと自分もいつかは第3部に出演させられるかもしれないって思ってるわね。でも安心して。第3部は立候補、自分からやりたいと言わない限りは決して出演させることはないわ。実際、長い事開催されてないし、何よりこのクラブの子達は男性とのセックスにトラウマを持っている子も多いのと、単純に女の子達の性癖を曝け出す場に異性との肉体関係はあまり入れたくないのよね」
「・・・じゃあなんで作ったんですか?」
「要望が多かったのよ。ただエッチするだけなら風俗やそこら辺の女の子にお金を渡せば行為に及べるわ。でもうちのクラブの女の子達はアイドルや女優でも通用する逸材ばかり。それに未成年。そんな子達が裸で踊ってセックスアピールをすればエッチしたいって思うのが普通よね。でもリトルエンジェルは女の子の秘めた欲望や願望を安全に発散させる場所であってセックスするための場所ではないの。例えば鈴香ちゃんは露出はしたいけど露出セックスがしたい訳ではないでしょ?」
鈴香がコクリと頷く。


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