第二十八章 思い出づくり(画像付)-12
『さ、幸子・・です・・・』
か細い声がマイクを通して会場に響いた。
『苗字は?上の名前も教えてくれませんか?』
『た、田島・・・田島・・幸子です。』
(ああっ・・・)
答えた名前が香奈子の胸にズキリと突き刺さった。
偶然だろうか、自分の名前に余りにもよく似た響きだった。
『田島幸子様ですか・・・
いいお名前ですねぇ・・・』
その気持ちを見透かすように、香奈子の方を向きながら言った。
『さあ、それでは始めましょうか。』
男が目配せすると、ステージの端に控えていた筋肉質の二人組みが幸子に近寄った。
「ああっ・・・」
次の瞬間、香奈子は声を漏らした。
屈強な男達の手でブラウスが引き裂かれたのである。
『い、いやぁっー・・・』
ビリビリと布が裂ける音はレイプされた時を思い出させていた。
『や、やめてっ・・・やめて下さいっ』
泣き顔で懇願する声もむなしく、衣服が剥ぎ取られていく。
パチンとブラジャーのホックが外れる音がしたかと思うと、Gカップはゆうにありそうなバストがブルンと現れた。
『ああっ・・・あっ・・あぅっ・・・』
すかさず、二本の腕が伸びて揉み解し始めた。