2学期終了と冬休み前日-1
冬休みまでの数週間
幸子も優依もばたばたと忙しい日々
それでも幸子は食事介助とトイレ介助をこなし
おさむのおちんちんを定期的にはみてることになってる
(ゆいちゃんに悪いなぁ わたしの方が有利だもん 今)
おさむは優依にメールはほぼ毎日
その日あったこととか書いてる
優依も返信は毎日してるから
会話自体は毎日していることになってるとは言え
顔みれないのは寂しく感じているのだった
(お母さんは…あれ以来 LINE控えてるらしいけど
油断出来ないよね…それにしてもゆきちゃんうらやましいなぁ
はぁ…)
優美はと言うと
おさむにLINE送るのを控えていた
(優依に警戒されているし…わたし自身も…
このままだとおさむくんとエッチしたいってなるだろうから
それはだめだし…そして…また疎遠になるのかな
こういうところだよね 優依とわたしの違いって…
あの子は毎日メールしているようだし
おさむくんの様子はそれとなく聞いてるから
元気なのは知ってるけど…
わたし…どうしたらいいのかな)
そして2学期の終業式が終わって
クラスの大掃除等をすますと
下校になる時間
「ふぅ やっと終わりだね ゆきちゃん」
「生徒会やらなにやらで色々…」
「そーだよね 来年もこんな感じなんだろうか」
「来年はもっとかも わたしが会長でゆいちゃんが副会長になるでしょ?」
「他にやらせれる人いないかなぁ はぁ」
「それは思うけど…なかなか」
「「ふぅ」」
二人してため息をついたのち
「今日はイブだっけか」
「そう言えば…そうだね
クリスマスプレゼントはパソコン買って貰ったし
なしでいいかなって…お父さん達には言ったから」
「あ それ わたしも同様に言ったなぁ」
「だってねぇ?」
「うん 12万だもん…
それにおじちゃんにもキーボードとか買って貰ったし」
「うん それで十分だもん」
「とりあえず、明日から冬休みだけど
最初は宿題 さっさと片付ける…でいいよね?」
「そーだね ゆきちゃんの部屋でさっさと片付けて
調べ物はゆきちゃんのパソコンでいいだろうから」
「うん そうしよ お昼は 日によってかな」
「それで…」
「それじゃ、明日からよろしくね」
「わたしの方こそ 毎日おじゃますることになるけど
よろしくね」
こんな会話をしたあと
二人はそれぞれの家に帰宅するのだった
「ただいま」
「ゆきちゃん おかえり ケーキは買っておいてるから食べてね」
「あ ありがとう おばあちゃん
あ 前から話していたとおり明日からゆいちゃん
毎日くるから…」
「うん ゆいちゃんも通うの大変だろうに…」
「そうだね 夕方はおばあちゃんが送っていくことになるのかな」
「うん そのつもり」
「おばあちゃん ありがと」
そんな会話をしたあと
うがいと手洗いして自室にランドセルと荷物を置く幸子
◇◇◇◇◇
「ただいま」
「あ おねえちゃん おかえりー」
「ゆか ただいま」
うがいと手洗いを洗面所ですませ
ランドセルと荷物を自室に置いたあと
通信簿を母親にわたしに居間に向かう優依
「お母さん ただいま はい 通信簿」
「ゆい おかえり クリスマスケーキは買ってあるから」
「ありがと」
優美はわたされた通信簿に目を通していく
「成績は相変わらずいいのね…」
「だてに学校で優等生してないからね」
「それって…」
「だって…おさむくんの相手するようになったら
成績下がったとか言われるのいやだし」
「なるほど」
「むしろ、パソコン活用出来るようになって
勉強ははかどってるよ」
「そう言うものなのね」
「明日からは…ゆきちゃんところに毎日行く予定
宿題はゆきちゃんの部屋でするつもり」
「それって…ここ数週間 忙しくて相手出来なかったから?」
「うん 朝から夕方まで…お昼はわたしが食事介助するつもりだし」
「ゆ、ゆい…」
「もしかして…妬いてる?」
「そ、それは…その、そうだ わたしも行ってもいい?」
「毎日はだめと言いたいけど…その辺はお母さんに任せる
午前中はゆきちゃんの部屋にいるから」
「わかった もちろん…お父さんには言わないから」
「そうね お互いにそれがいいよね」
「うん… ゆか おいで」
「なぁに?」
「冬休みの間…おさむくんのところに
毎日行こうと思うけど優花はどうしたい?」
優美は優花にそう聞いてみる
「うーん いく」
「優依 これでいい?」
「うん お母さんが行くならお昼ご飯はおばあちゃんと作ってね」
「それはもちろん ごちそうになりっぱなしは悪いもん」
「だよね… そうすると通うのも楽になったかなぁ」
「あ たしかに…久保田さんところにいくの大変だよね 歩いたり自転車だと」
「うん… とりあえず、ゆきちゃんとおさむくんにはメールで伝えておくけど
LINEしたいならしていいよ」
「え? いいの?」
「我慢してたでしょ? あれ以来」
「あ うん…」
「おさむくんからは聞いてるからLINEしてないこと」
「そうなのね」
「とりあえす、夕ご飯の支度は…まだはやいよね
ちょっとメールしてくる」
「うん…」
そういい優依は自室に戻っていくのだった