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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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幸子 はじめての料理 たまごやき-1

「ゆきちゃーん そろそろ夕ご飯の支度はじめるよ」
「あ はーい」

恵美子の呼び声で幸子は2階から降りて
台所に向かう

「えっと…たまごと砂糖と牛乳少々とバターかマーガリンでいいんだよね?」
「そうね やっぱり、ゆきちゃんもあの子の好みの味付けで?」
「うん 甘い玉子焼きにしようと思う」
「ありがとね あとは…ホットプレートがいいかな?」
「火を使うより…あぶなくないから?」
「うん それに…この玉子焼きは…元々、おじいちゃんが作ってたのだから」
「おじいちゃんが?」
「うん ゆきちゃんが生まれて間もない頃に亡くなっちゃったから
 ゆきちゃんは覚えてないと思うけど」
「…うん」
「それで熱くなったホットプレートにバターかマーガリンを一欠片おいて
 溶かしながら全体に塗るの そのあとに砂糖と牛乳少々を混ぜた
 溶き卵をホットプレート全体に薄く流し込む」

幸子はおばあちゃんの説明を聞きながら
メモをとっておいた

「薄く流したたまごが完全にかたまらないうちに
 ホットプレートの端っこからたまごを巻いていって
 完成かな」
「巻くときって箸とヘラですればいいの?」
「そうだね できる?」

しばらく考え込む幸子だが

「とりあえず、やってみる」
「わからなくなったら、効いてね」
「うん」

こんな会話をおえたあと
ホットプレートを引っ張り出してきて
テーブルの上に載せて準備をはじめる

「まずは…たまごをボールに数個…割っていれて
 砂糖はどっさりと牛乳… これをませて…と」

(砂糖が完全にまざるまででいいのかな?)

「おばあちゃん 砂糖 完全に混ざる程度でいいんだよね」
「そうそう」
「ありがと」

(よし これでときたまごは出来たかな
 ホットプレートの電源を入れてしばらく待って
 マーガリンをしく)

「そろそろ 熱くなってきたかな マーガリンを全体に…と」

(さて、たまごを…)

「ホットプレート全体にたまごをひいて…しばらく様子見…
 うん そろそろいいかな? 端から」

(まくのが大変かなぁ 失敗しないようにに慎重に…と)

「うん できたっ」
「あら ゆきちゃん はじめて作ったとは思えないほど上手に出来てるね」
「うん おばあちゃん ありがと 端っこの部分 味見お願い…」

幸子にそう頼まれた恵美子は
玉子焼きの端っこ部分を包丁で切ったあと
口に運ぶのであった
それをみていた幸子はおそるおそる
恵美子に尋ねる

「どう?」
「うん おいしい 甘いと言えば甘いけど…これくらい甘くないと
 あの子は喜ばないから…あの子基準で言えばだいじょうぶ」
「やった ありがと あと…今日の夕ご飯の食事介助もわたしがしたい」
「え いいの? ごめんなさいね ありがとうね」

そして
夕ご飯時…幸子の両親と姉の彩も帰宅して
居間に家族全員がテーブルを囲む
おさむの右隣に幸子が座ってる

「お母さん、お父さん 今日 玉子焼きはわたしが作ったの」
「え? そうなの? 火傷とかはしなかった?」

母親の心配する一言に

「へいきだった ホットプレートでつくったから…」

それを聞いた父親は

「幸子 この玉子焼きって…もしかして…おじいちゃんが作ってたもの?」

と…きいてくる


「うん おばあちゃんに教わりながら作ったから」

そして母親が

「それじゃ、たべましょ?」
「「「「いただきます」」」」

一斉に玉子焼きを口にする家族
幸子はおさむの口にたまごやきを運んでいくと

「どう?」

と尋ねる

口にしたおさむは
涙を浮かべながら…おいしいって足で書く

「おじちゃん 泣かなくていいから…」
「うん」

「お父さん達は?」
「おいしい うん たしかに おじいちゃんが作っていたものになってた
 お父さんもなつかしいって…感じた」

と…答えつつ父親の目にも涙が…

「ゆきこ…うん おいしいよ これ」
「ほんとなにからなにまで…妹はよく出来てる」
「綾も少しは見習って欲しいくらい」
「お母さん そこでそんなこと言わなくても」
「あら 自覚はしてるのね?」
「そりゃ…まぁ」

母親と姉の会話も飛び交ってる

(うまく出来てよかった…)

ふと…幸子を足でちょっとって叩いて呼ぶおさむに気づく

「なになに?」
「ゆいちゃんのと同じくらいおしい買ったから…」

と…足で書く

「ありがと またつくるね?」
「うん…」

食事が終わりになる頃
幸子は…おもむろに口を開く

「お母さん、お父さん ちょっと話したいことあるけどへいき?」
「{どうしたの?}」

両親が揃って…心配な表情で聞いてくる

「今日 学校で担任の先生に生徒会に入ってって頼まれた」
「ゆきこ やっぱりそうなったか」

と…綾は言う

「わたしの学年だと…わたしとゆいちゃんぐらいだから」
「そだね ゆいちゃん あの子も優秀だもんね」

また綾が反応する
両親の方はというと…

「学校 忙しくなるならおさむさんの介助は?」

母親の言葉に

「うん 1週間に2日ぐらいはしたいけど…減っちゃうと思う」
「ゆきちゃん 無理しなくていいから おばあちゃんが全部するから」
「ううん わたしがしたいからするの」
「ありがとね」


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