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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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後輩への看病@-1





加奈子がファミレスで、亨や、亨との関係を知るメンバーに誕生日を祝われた翌日ーー
朝の七時頃。
布団を二枚並べて、いつも加奈子が眠る布団に理央が、柚木と一緒の布団に加奈子が眠っていた。
枕元の加奈子のスマートフォンが、アラームを鳴らす。

「ん……」

加奈子はゆっくり目を開けるが、柚木を起こさないように早めにアラームを止める。
横に眠る息子は小学五年生とはいえ、第二次性徴が女の子に比べて遅めで、まだ子供の顔をしている。
すやすやと眠る、その顔をふにふにと指でつつく。
そして、細く、子供らしい体をそっと抱きしめて、自分の息子といられることに幸せを感じていた。
柚木は今夏休み期間で、加奈子の父母宅に預けることもあるが、最近は一人でいたいこともあるらしく、自宅に一人で留守番させている。
真面目に宿題等をしているらしく、まだ子供っぽくあるものの、シングルマザーの加奈子にわがままを言わないことに対して、我慢させているのだろうと思っていた。
だからこそ、理央の存在はとても大きく、その点でも加奈子は理央に感謝していた。

「……ん、お母さん……?」

加奈子に抱きしめられているのを感じたのか、うっすらと柚木が目を開ける。

「今日、同じお布団……?」

「佐藤くんが、お母さんのお布団で寝てるの。起こしちゃったね」

抱きしめたまま、ぽんぽん、と背中を撫でる。

「ううん、すごく、いい匂いするの」

ぎゅぅうっと柚木に抱きつかれた。
以前も、理央が寝ている布団に加奈子の匂いが染み付いていて、その匂いに反応した柚木に抱きつかれたことがあった、と思い出した。

「今日もお留守番よろしくね。お母さん、ご飯の準備しちゃう。まだ寝てていいから」

やはり我慢をさせているのだろうと、胸が締め付けられながらそう言った。

「佐藤くんも起こさなきゃ」


(いつも週末しか来なかったものね。ワイシャツとかないから、少し早めに出て一旦おうちまで送らないと…)


ゆっくり起き上がり、隣で横になっている理央の体を揺らす。

「佐藤くん、七時だよ。着替えないから少し早めに出よう」

「ん……僕、多分、体調悪い。めっちゃ頭痛い……」

「えっ、嘘……」

そんなやりとりをしていると、柚木がパッと起き上がり、リビングまで咄嗟に出ていって体温計を取って戻ってきた。
柚木にお礼を言って、熱を計らせると、案の定発熱している。

「三十八度……声とか鼻、おかしくないもんね、疲れが出ちゃった…?会社休んだ方がいいよ。家まで送るから、ギリギリまで寝てて……」

「ーー体調悪いのに、佐藤くんおうち戻るの?僕、一緒にいるよ。佐藤くん、一人なの、嫌じゃない?」

そう言われて、ドキッとしてしまう。
以前柚木が発熱したとき、どうしても誰にも預けることができず、家に一人にさせてしまったことがあった。


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