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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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後輩への看病@-2

「わかった。柚木、一緒にお留守番してて。静かにしてなきゃダメだよ。佐藤くん、それでもいい?」

「ん……僕も助かる、残業続きだったからなあ……」

ちょうどストックしておいたレトルトのお粥があることを思い出し、ダイニングテーブルの上に鎮痛剤と共に置いておいた。




なるべく仕事を早く終わらせて、定時で退社し、家に戻ってくると、理央はまだ布団の中にいるようだった。
柚木はテレビをぼーっと眺めている。

「佐藤くん、体調どんな感じ?」

「ん。ずっと寝てる。僕、邪魔しなかったよ」

「偉い。佐藤くん、ご飯は……食べてるね」

「僕がお皿洗っといた」

にかっと笑って、キッチンに立つ加奈子の元に駆け寄る。

「お母さん、外から帰ってきて暑いから〜」

ぎゅぅうっと朝のように抱きつかれ、汗をかいて恥ずかしくありつつ、嬉しくもあった。
柚木が甘えていると、加奈子が帰ってきたのがわかったのか、リビングと寝室を繋ぐ引き戸が開いて、理央が出てくる。

「加奈子、ごめん、今日は……」

「何もしてないよ。むしろ側にいられなくてごめん。頭痛はだいぶ治まった?」

よいしょ、と加奈子は言いながら、小学五年生にしては小さな柚木を抱き上げて、リビングのテーブルの付近に座らせる。
頭を撫でていると、その隣に理央が座った。

「うん、だいぶ。熱も下がってきたと思う」

そうは言うものの、くせっ毛の隙間から見える耳は真っ赤だ。

「シャワー、浴びる?熱下がったならたくさん汗かいてるでしょう。気持ち悪いなら……」

「うん、そうしようかな」

「お母さん、体洗ってあげないの?佐藤くん、体調悪いのに?」

きょとん、とした顔で柚木が加奈子を見上げる。
そんな質問をされて、加奈子は顔を真っ赤にしてしまう。

「え、あ……だって、お母さんと違って佐藤くんは男の子だから……」

「男の人と女の人が一緒に入ったらダメなのは何となく分かるよ。でも、お母さんと佐藤くんは一緒にくっついて寝てるじゃん。僕が体調悪い時に、お母さんが僕とお風呂入るのと違う?」

もしかして二人が体を重ねているのを知っているのではないかという程、言葉を選んだ、大人びた質問だった。
加奈子はぎゅっと唇を結んでしまう。
その横で、理央は何も言わなかった。

「今日は僕、ちゃんと一人で入るから。佐藤くんと一緒に入ってあげなよ」

「ん、佐藤くん……あたしと入っても、大丈夫……?」

「そ、そりゃ……まだふらふらするし、洗ってもらったら嬉しいけど……」

加奈子は顔を真っ赤にしながら「じゃあ五分くらいしたら入ってきて」と言ってバスルームへと消えていった。

ーー体も大方洗い終わった頃、カタカタ、と折りたたみ式のドアの奥から音がする。
トリートメントの最中の髪の毛は少し高い位置でまとめて、団子状になっている。
加奈子は理央の気配を感じて、フェイスタオルでそっと前を隠した。
ゆっくりと、折りたたみ式のドアが開く。


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