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切なさと苦しみの果てに
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好きと言う気持ちと愛の狭間-2

いたのは佐由香だった

「なにしてんだ?」
「真夜……」
なんで佐由香が…
「教室戻れ」
「一人で苦しまないで!!」
「なに……言ってんだよ」
「真夜は一人で苦しんでる、私はそれを黙って見過ごすほど馬鹿じゃない!」

「苦しんでる?そうだな……たしかに苦しんでるな……でもお前には関係ない」
「なんで?なんでそうやって自分の中から他人を追い出すの?」
「追い出してなんかいない……お前に……お前になにがわかんだよ!!俺は結局優しくなんかなかった!!ただハードルの高い馬鹿な男だったんだ!!」

「だから……他の人を追い出さないで……受け入れてよ……そうすれば一人じゃないから」
「一人じゃなくなってどうする!!周りを傷つけたら俺は………」
「じゃあ私を受け入れて!!私は傷つかない!!」
「……なんで……なんでお前は俺のこと」

「好きだからよ……前にも言ったけど……顔とか成績とかなんも無くても」
自然と俺の頬には涙が伝う

なんで俺泣くんだ?

なんで俺はこいつに普通以上にキレるんだ?



好きなのか?

これが愛なのか

これが恋?

心の中にはあったけど

見つけられなかっただけなのか?




俺は知っていたのか


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