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切なさと苦しみの果てに
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I know love-1

「うく……あぁ……」
涙が止まらない

「泣いてるの……?」
「…お前だって…泣いてるだろうが」
「……うん」

俺はそっと佐由香を抱き寄せた
「……ありがとう」
自然と言葉がでた

「真夜……」
今なら言える
ハッキリと
自分に嘘をつかず

「……好きだ……佐由香……」

「……真夜ぁ〜……」

「ありがとな、お前のおかげで本当の俺が分かった。……愛してる」
「真夜ぁ〜……ありがとう……」
「なんでお前がお礼言うんだよ」
「だって……なんか……うぅ〜…」
「泣くなよ……」

俺達は3限目が終るまで抱き合っていた

そしてチャイムが鳴った

「教室もどらなくちゃね……」
「あぁ……そうだな」
自然と離れた
出来れば離れたくない
そんな気持ちがした

「行こっか…」
佐由香が歩きだした

「……佐由香」
「ん?なに?」

……………

俺は振り返った佐由香の唇に静かにキスをおとした

優しく……静かに……

「ん……はぁ……真夜……」
「愛してる……佐由香」
「うん……私も」
もう一度……
永遠に……





愛を知らない人なんていない

本能で皆知っているんだ

知らないと思っていても
絶対に知る日は来る


この話しはそんな話しのほんの一部にすぎません

運命の人は以外に近くにいるもの

人を好きになるのは運命なのですから



FIN


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