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島の少女(海女編)
【ロリ 官能小説】

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29)身体検査2(3)-5


みさきは、もう1度、身体に力(ちから)を入れていった。
きれいな顔を真っ赤にしながら、自分の右胸の一点に視線を集中させている。首の後ろで組んでいる両腕を中心に、全身が力(りき)んでいるのが分かる。
しかし…

しかし、当然ではあるが、いくら力(りき)んでも、11歳の少女の右胸の先端… 乳首には何の変化も起きなかった。
ふっと、みさきの視線が雄一の顔を伺ってぶつかり、咄嗟に逸らしてから、また慌てて視線を戻してくる。少し涙目の困った顔が、何とも言えず美しい。
そして少女は、また先程と同じ、「 立て方を教えて下さい… 」を繰り返す。

雄一としては、もう少し美少女の困った顔を見ていたい気持ちもあったが、あまり意地悪をしては可哀そうだと思い、そろそろ助け舟を出してやろう、と考えて…

… 更に、意地悪な言葉を返した。

「 みさき… きみには難しいのかなあ、レベル的に…  海女ならば、見習いの子でも簡単なはずなんだけど…  まあ、仕方ない…  それでも、みさきが真剣なのはよく分かるから、教えてあげない事もないよ…  でもねえ… まず、質問が間違っているから、そこから直さないと、助けてあげたくてもあげられないんだよね… 」

みさきの顔に、教えてもらえる希望と、それでもまた、新たな困惑も浮かぶ。

「 みさきは、さっき、 『 立て方 』って言ったよね。 でも、それは何のことなのかな? みさきは『 何 』を立てたいの? 」

雄一が視線に、少しの いやらしさ を込めて、みさきの視線に絡めると、少女は恥ずかしさに耐えかねて、また一瞬、視線を外した。そして急いで雄一の顔を真っ直ぐに見つめ返す。それでも、恥ずかしくて堪らない表情は隠しきれていない。
それでも、11歳のきれいな顔の少女は、思い切って理性を捨てて、一生懸命に答えた。

「 わたしの… わたしの ちくび… を… 立て方を… 教えて下さい… 」

11歳と言う、性的な意味も少し分かっている少女にとっては、全裸の姿で男性に対して『 乳首 』と言う事は、あまりにも恥ずかしい事である。
それでも勇気を振り絞って、更にそれ以上に、理性も脱ぎ捨てて必死になって発した言葉だった。

しかし、それさえも…
雄一にとっては、更に恥ずかしさを与える理由を獲得したに過ぎなかった。

「 みさき… 今のはねえ… 言葉を間違っているよ… だから直ぐには意味が分からなかったんだ…  乳首を立てる と言う言葉は、正式には無いんだよ… 」

みさきの顔に、頭の中が真っ白になっている表情が浮かぶ。

「 これを標準語で言うと 『 乳首を勃起(ぼっき)させる 』って言うんだよ… 」

『 ぼっき 』…

この言葉から伝わる、何ともいやらしいニュアンスが、無垢な11歳の少女の鼓膜を震わせた。本能的に、みさきの全身がすくむ。
しかし一応、みさきは既に『 ぼっき 』という言葉は聞いた事があった。それは、男の人が おちんちん を大きくさせる事だった。エッチな事を考える時に、そうなるというくらいの知識も持っていた。
でも、それが女の子の胸の… しかも自分の胸の先っぽの小さいものに… そこの事で使わないといけない言葉だったなんて…

でも… でも… 『 ぼっき 』なんて、わたしの口から言えない… いやらしい… わたしの口が、いやらしくなる…

そんな心の動きを、また見透かす様に、雄一が穏やかな口調のまま、続けた。

「 さあ… みさき…  きちんと標準語で頼んでごらん…  そうしたら特別に、ぼくが直接、『 勃起 』させてあげるよ…  今回だけ特別だからね… 」

そして間を空けず、雄一が言葉を被せる。

「 はい! 言ってみようか! 」

慌てたように、みさきの口が動く。

「 わたしの… わたしの ち… ちくび… を… 」

少し間が空く… それでも、少女の口は、再び動くしか無かった。

「 わたしの ちくびを ぼっき… 」

語尾が小さく消えそうになる。
しかし…

さなちゃんに迷惑かけちゃだめ…

その一心が、少女の理性を捨てさせて、そして、言葉のボリュームを上げさせた。

「 ちくびの ぼっき を、させてください! 」

その瞬間、11歳の少女は、真っ赤になって顔を伏せていた。


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