第二十一章 届いた贈り物 (画像付)-1
第二十一章 届いた贈り物
「ど、どうしよう・・・・」
呆然とした表情で香奈子は呟いた。
取り返しのつかない事実に愕然としている。
同時に怒りが込上げてきた。
(こ、こんな・・・・ひどい・・・)
レイプされたのだ。
しかも夫の友人である竹内に。
『いやー、やっぱり手料理はいいなぁ・・・』
家庭の味に飢えているフリをして2度も訪れたのには訳があったのだ。
香奈子は後悔をした。
夫が居ない時に家に入れるべきではなかった。
『奥さんは何時見ても美しい・・・』
見え透いたお世辞だとは思いながらも、その舐めるような視線におぞましさを感じていたのに。
「うっ・・・うううっ・・・」
悔しさに涙が溢れてくる。
(あんな・・・・あんな男に・・・)
分厚い唇が脳裏に浮かぶ。
ヤニ臭い息に、しつこく舌を絡め取られてしまった。