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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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二人でお買い物-6

「というか、一般的には小夏さんの方がレアケースなんじゃないですか?颯人と比較したら僕の方が地味ですから」

 色黒肌に二枚目半な長身の男と中肉中背の地味な男ならば、どちらを選ぶかを他人に訊いたら自明の理、と遥太は考えていた。

「あら、だとしたら見る目がないわ。きっと上辺だけの容姿に騙されているのよ。キミの良い所はご両親以上に、私が知ってるんだから」

「こ、小夏さん‥‥」

 急に褒められて照れてしまう遥太。

「で、話は戻るけど。本当に"あの子"は彼女じゃないの?」

 小夏は遥太の目を見ながら、再び尋ねる。

「それは本当です。ただのクラスメイトの子です」

 遥太は答える。

「誓って?」

「誓います誓います。僕には小夏さんだけです」

「本当に?」

「本当です」

「本当に本当?」

「本当に本当です」

「ふーん。じゃあ‥‥もし、嘘ならどうする?どうやって償うの?」

「え、その時は‥‥全裸で謝罪しながら人前でリンボーダンスします」

「‥‥あ、それはちょっと見てみたいかも。」
 
 小夏は遥太がやっている姿を想像して口元を綻ばせる。

 一方の遥太は思いつきでとんでもないことを言ってしまったと思ったが、小夏の機嫌が戻ったので一先ずはホッと安堵した。

「というか小夏さん、僕のことを遠くから見ていたんですね。もしかしてすぐに僕の後追っかけてたんですか?」

 遥太に予想を指摘されると、小夏は目を見開き急に背を向ける。

「それは偶然よ偶然。すぐにお目当ての商品が見つかったからって、すぐに遥太くんの後を追いかけてキミの後ろから付けるだなんて、そんなストーカー染みたことを私がするワケがないでしょ‥‥」

 小夏は早口で呟くと、咳払いをしてから遥太の方へと向き直る。

「ゴホン。一先ず遥太くんの話は信じるけど、私を嫉妬させた以上は私からのお願いを一つ聞いてもらうからね」

「あ、はい。それは全然構わないですよ」

「うん、約束ね」

 小夏は笑みを浮かべて、機嫌と共に大人の余裕を取り戻した。

「そういえば目ぼしい商品は見つけた?私は決まったけど」

「いいえ、探しているところです。僕こういうの決めるの初めてなもので‥‥すみません」

 遥太は頭を下げて謝罪すると、小夏は首を横に振る。

「ううん、謝らなくていいよ。じゃあ、一緒に行きましょう」

 小夏はそういうと遥太の前で左手を差し出す。薬指には変わらず、結婚指輪は着けていない。

 遥太は一瞬、恥ずかしさを感じて躊躇しながらも自分の右手を差し出した。

 そして二人は手を繋いで歩き出す。しかも、それは互いの指の間を組み合う――所謂、恋人繋ぎだった。

「最初からこうして一緒に歩いてれば良かったよね。そしたら疑わずに済んだのに」

 小夏は歩きながら遥太に言う。

「その場合途中で柿沼さんに会った時に僕と小夏さんの関係が分かってしまいますけど。勿論今も、ですが」

 遥太は苦笑しながら答えると、小夏は不敵に笑う。

「いいんじゃない?あの子に会ったら会ったでさ。遥太くんと私がいつもやっているところをみせつけてやれば」

 小夏の発言に、遥太は目を見開く。

「あ、あの小夏さん。まさかとは思いますが、この店内でエッチなことする気じゃ‥‥」

 さすがに冗談だと思いたい遥太は、ぎこちない首の動きで恐る恐る小夏の顔を見る。小夏の不敵な笑みは変わらない。

 それが本気だということを知って、顔を青ざめる。

「さー、行こう遥太くん」

「こ、小夏さん誤解です!誤解なんです!柿沼さんとは本当に何でもないんですよ!ここでそんなことをしたら出禁になりますってばー!」

 遥太は必死で弁解して叫びながら、引きずられるように小夏に連れて行かれるのであった。


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