28)身体検査2(2)-2
その時、左の人差し指も加わった。左指が左側へ向かうと、右指が右側に戻って、両方の指で、両側の胸を撫でていく。
じわん…
くすぐったかったはずの右側も、今度は変な感じがする…
何で…? 何これ…?
じわん… じわん…
じわん… じわん…
右側と左側から… 両方の乳首から変な感じがしてくる…
全く同じでは無いけれど、両方とも、くすぐったいよりも変な感じが…
利き手の右の方が上手い… 今は、右側の方が変な感じになっている… でも、変な感じって、何なの…?
いつの間にか、みさきは、『 母 』や『 クラスの子 』の事なんか忘れていた。気が付かない内に『 乳首を撫でる 』と言う行為だけに、夢中になっていた。
『 変な感じ 』が何なのか気になるから仕方がない… きちんと、分かりたいだけなの…
じわん… じわん…
じわん… じわん…
両方の乳首からは、絶えることなく『 変な感じ 』が続いている。
指先が石鹼で ぬるぬる していて、最初は撫でにくかったはずなのに、いつの間にか、ぬるぬるを活かして撫でるのが上手くなっている。
何で…?
おそるおそる目を下にやると、乳首が… 小さいままだけど… 少し『 起(お)っき 』しているのが見える。
だから、先っぽが撫でやすくなっているみたいで…
にゅるんっ!
右指の腹に付いた石鹸が、乳首を柔らかく… 絶妙に撫で上げた…
「 あ… 」
自分の声じゃない音が、でも自分の口から出る…
同時に…
ぞくんっ!
右の乳首から頭に向かって、変な感じが、何か別の感じになって上がってくる…
何なの…? 何なの…? 何なの…?
右からの、新しい変な感じが、次から次へと上がってくる。
そして、直ぐに左からも同じ様に、新しい変な感じが上がり始める。
いつの間にか、みさきは、乳首を弄(いじ)る事に夢中になっていた。
そして、もう、はっきりと分かっていた。
「 気持ちいい… 気持ちいいの… 」
少しだけ自意識が戻る… でも、その意識は直ぐにクラスの子に向いて… 自分の方が進んでいると自分で思い込んで…
立(た)っち している乳首の頭を、前よりももっと上手に撫でてあげる…
ぞくぞくぞくぞくっ!
背中を新しい波が上がってくる。身体が力(りき)むけど、指先の動きを止(と)められない。
その内、何故だか脚の筋肉が疲れている事に気が付いく。無意識にお股を強く閉じていたみたいだ。
何でかは分からないけど、お股の真ん中を押さえたい。お股を閉じて押さえようとするけど、上手く出来ない。
分かってる… 知ってるの… お股を撫でる番なの… クラスの子みたいに、口だけじゃ無くて… わたしは… わたしだけ… どういう事か知ってるの… 本当に分かってるの…
みさきは、乳首を撫でてからお股が疼(うず)き始めた事と、クラスの子が『 お股を触る 』と言っていた事の関係が、具体的に頭の中で繋がっていた。
そして、それが本当に分かってるのは自分だけなんだ、と、心の中で思い込んでいった。
わたし… もっと進んだ事… するんだから…
そう頭が考えた時、右手が勝手にお股の方に向かっていた。いつの間にか、『 母 』への反発心よりも、クラスの子たちへの対抗心の方が勝(まさ)ってきている。
利き手じゃない左指の方も、今は上手く親指と小指も同時に使ったりして、左右の乳首を石鹸で にゅるにゅるしながら行き来していく。
変な感じが… 大人のくすぐったさが… あっ… すごく気持ち良い… わたし、良さが分かる…
その時、右手の中指がお股に触れた。
ぬるりんっ!
おまんこのスジ… 縦に奔(はし)る スリット に沿って、みさきの指先が滑(すべ)っていく。
自分の身体なのに、何となく指先が、上手く動かない。
たどたどしい歩みの様に、スリットを前から後ろに… 手前からお尻の方に向かって、ゆっくりと進めて行く。
お尻の穴まで来て、やっと止(と)められたけど、今度は後ろから手前へ、ゆっくりと進ませる。
その時…
ぬめぬめぬめぬめ…
指先の感触と、その少し後から追いかけるように、むずがゆいみたいな感じが ぞわぞわぞわぞわ… と上がってくる。
いやっ… 何これ… いっ… だめ… だめ… あ… ああああああ…
ぞわぞわ が ぞくぞく に変わりながら、身体の真ん中から何かが上がってくる。
そして、指先がスジの頂点… 皮が重なった上を通り過ぎた時、『 ぞくうっ! 』と身体が固まって、
「 あっ! 」
と、思わず声が出てしまった。
その後は、もう、止(と)められなかった。上手く出来てるとかの記憶は無くて、ただ、夢中なだけだった。
大人だとか、クラスの子の事とか、『 母 』の事とかはどうでもよかった。
そして、気が付いた時は、両手で… 左手も使って… おまんこ を弄(いじ)っていた。
左手の中指から小指の3本で、何回も何回も スリット をなぞって、右手の方は人差し指と中指の2本で スジの一番上の切れ端を… そこの皮の上から何回も何回も、その内側に向かって動かし続けた。