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ほろ酔いな悪戯
【同性愛♀ 官能小説】

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〜美希〜-1

ピコン…

この音で私の人生は変わった

私は美希。24歳。彼氏は同じ会社の同僚で付き合って2年になる
そして今日晴れてフリーになった!
…と元気には言ってみたものの単純に振られたのだ。
しかもお昼休憩という抜群なタイミングを見計らって、だ。

振り返る事AM11時
ピコン…
彼氏 「今日は屋上に来て欲しい」

美希 あれ?いつも部署の前でお弁当渡すのに…今日は一緒に食べれるとか!?
ピコン…
美希 「オッケー!早く後一時間たて〜」

ーそして運命のPM12:10ー

美希 お待たせ!今日は一緒に食べれるの!?今日のおかずはな〜んだっ

彼氏 あのさ!あの…
別れて欲しい

美希 …え?

彼氏 ごめん

美希…ふざけないでよ…!何で…?

私はショックすぎて理由を聞く言葉を吐いてみたものの即座に怒りに変わり彼氏がごめ…と理由を言いかけたと同時にお弁当を投げつけた。
酷い言葉を投げかけようとした瞬間に私の口から出た言葉は

お弁当作る前に言ってよ!!ラ○ンでも言えたじゃん!!!!もう良い!さようなら!!!

だった。これ以上現実を突きつけられたくない私は走って彼を後にしたー
それから自分の部署に帰るまで泣き顏で歩きたくなかった私は平然を努めながら膝がガクガク震える感覚を覚えながら部署に帰った

部署に入った瞬間ー
美里 あれ?今日屋上で食べるんじゃないの?早か…え?美希?どうした!?

彼女は美里。美里は胸まである黒髪のストレートが綺麗で時折り掻き上げる癖があり女性である私もドキッとする時がある
入社間もなく緊張していた私に

美里 ネームプレートチラッと見えたけどあなたの名前にも「美」が入るんだね!私は美里。よろしくね

と声を掛けてくれたのがきっかけだった。そこから仲良くなり今では何でも話し彼氏が出張の日はお泊まりする位の仲になった
しかし美里は少し潔癖な所があるのか私が人との距離感を掴めないのかスキンシップを計ろうとすると避ける傾向があった。
もちろん間接キスなんてもってのほかだ
そんな美里が最初に声をかけてくれたが我慢をしながら

美希 …今日からフリーでーす!振られちゃったよね〜
と声を上ずらせながら精一杯のピースをした

美里 え!?は!?どういう事?何で?大丈夫なの!?

美希 知らないっ?理由聞く前に弁当投げつけて帰ってきちゃった

美里 えぇ〜!…ヨシヨシおいでっ

と両手を広げてくれた事に驚いたが冗談っぽく私は胸に飛び付き泣いた振りをした
ズキン…とした

美希 え〜ん!…関係ないけど美里良い匂い…笑

美里 はい、はい大丈夫なら離れて〜

と離され帰る時間になった
正直残り半日の記憶はない

帰る前に美里が今日は明日は土曜日だし呑むかと誘ってくれたがそんな気分になれず今日はやめておくと伝え帰った

家につきベッドに倒れ込むー
目を瞑ると昼間の光景が直ぐ思い返されるー

美希 はぁ…お弁当…

ピコン…

美希 ん?誰だ?美里?

美里「やっぱり家においでよ
パーっと記憶失くすまで呑もうゼッ」


ーこのピコン…が全ての私を変えるー


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