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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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互いの安心感-2

「好きとか直接的なこと言われたんじゃないんだけど。抱きつかれて……怖かったんだけど、中村さんじゃなきゃ嫌だって言われて……キスされて……それ以上、ひどいことはされなかった」

「ん。話聞くから教えて」

理央はローテーブルに左肘をついて、手の上に顎を乗せる。
むすっとむくれた顔。
だが、加奈子の話を聞くという。

「その人にキスされて……でもそれ以上されなくて……多分あたしのこと、ただ、性的な対象なんじゃなくて、大事にしてくれてる気持ちもあるんだなって……思って。
そこに何か名前をつけるとしたら「嬉しい」なのかな……でも、あたしは佐藤くんと付き合ってるし、そんなこと思ったらいけないって思ったから……もちろん突然そんなことされて怖かったんだけど」

「ーー僕はムカつく。僕の気持ちは。僕が付き合ってる女の子にそんな乱暴しやがってって気持ち。
でも、加奈子の視点に立った時、加奈子が嬉しいって思うのは、彼のこと嫌いじゃない上に、関係性もきちんと出来てて、さっき言った理論で言うと当然の気持ちなんじゃないの。なんにも悪いことじゃない」

むすっとした顔をしながらも、理央は加奈子の頭を撫でる。

「良かった。それ以上ひどいことされなくて。
そいつも、それ以上のこと、しなくて良かった。加奈子のこと好きなんだったら、なおさらだよ。僕は……本間さんに許してもらったつもりになってるけど、加奈子はそんなことされたら、絶対許せなくなっちゃうでしょ」

理央は、何と聡明なのだろうと加奈子は思った。
自身に嫉妬の心があることを伝えた上で、加奈子に沸き起こった感情に、自然なことであるという理解を示し、さらには乱暴な行為をした男のことまで、心配している。

「佐藤くんって……頭いいし…、いい人だね」

「ええ?!めちゃめちゃヤキモチ妬きなんだけど。
ムカつくよ。だって、キス……されたんでしょ。怖いって思ったけど、大事にされてると思って、どっかで嬉しかったんでしょ」

理央は加奈子に体重をそのままかけて、その体を押し倒し、加奈子の唇に、唇を押し当てる。
加奈子は思わず理央の首に手を回して「本当に」欲しかった唇の中に舌を差し込んで、理央の口腔内をむさぼる。

「でも、佐藤くんじゃないと嫌だもん……。佐藤くんが初めて泊まりに来た時のこと、思い出したの。佐藤くんだから、抱きしめられて嫌じゃなかったし、キスしたくなったし、最後までしてもいいって思ったんだって、はっきりわかったの」

加奈子がはぁ、と吐息を漏らして、じっと理央を見つめる。

「あのとき、佐藤くんだから甘えたかったってわかったの。だから、意地悪言わないで」

いつでも、加奈子は理央の欲しい言葉をくれる。

「消毒して。いっぱい……して。他の人は嫌」

「そんなこと言うと、我慢できなくなるよ」

「ーー違う。あたしが我慢できないの」

加奈子は抱きしめた手を滑らせ、理央のハーフパンツの上から、理央の股間に手を這わせる。
はぁ、はぁ、と荒い息を漏らしながら、じっと理央を物欲しそうに見つめて、さらには下着の中に手を差し込む。


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