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母娘淫乱調教―レモンティーな朝焼け―
【調教 官能小説】

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第十三章 竹内-5

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十七年の歳月が流れた。

遂に努力は報われ、竹内は金を手にした。
当然の事ながら、綺麗な金ではない。

健康食品を扱う会社の社長だが、詐欺スレスレの強引な商法の実態はねずみ講式販売だった。
しかも麻薬まがいの媚薬を扱い、秘密クラブも経営していたのである。

モニターを兼ねて金持ちの客をSMショーで誘い込み、巧みに売りつけるのだ。
警察の手入れを受けたり、ヤクザとの関わりで命を落としそうになった事も少なくは無かったが、その度に機知と執念で乗り越えてきた。

元々、頭の切れる男は開き直る事で悪の才能を伸ばしていったのである。
ここ数年、会社は急成長を遂げ新興市場ながら株式も上場を果たしたのだった。

『やったな・・・』
再会した晴彦は、嬉しそうに祝ってくれた。

『おめでとうございます・・・』
何の疑いも持たず、香奈子も笑顔を見せた。

卓越したその美貌は年月に流されず、竹内が思い描いていたイメージは崩れる事なく、むしろ、しっとりとした艶を出していて更に魅力的に思えた。

(ああ、やはり俺は・・・)
忘れかけていた想いが熱く蘇る。

だが、それは純粋な恋心だけではない。
胸に秘め続けていたとはいえ、もはや若かった頃の純情な青年ではない。

何人もの女をだまし捨てたりした男は、独身ではあったが人生の伴侶など求めている筈も無く、久しぶりに再会した天使に対して全く別の感情を膨らませていた。

この女を自分のものにする。
何もかもが羨ましく思い続けていた晴彦から貞淑な妻である香奈子を奪い取り、汚してやる事こそが長く鬱屈した自分の人生への復讐だと結論づけていた。

そして・・・。

『はじめまして、圭子です』
晴彦と香奈子の娘が挨拶すると、竹内の心は嵐のように波打ったのだ。

その純真で無垢な笑顔は初めて会った頃の香奈子に瓜二つだった。
二人の天使を前にして、竹内の野望が一気に燃え上がった。

(俺は・・・俺は・・・・)

平和な家庭が、無残に踏みにじられようとしていた。


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