「妻の告白」-2
高校生の年齢だが高校には行っておらず、遊び歩いていると健一は聞いている。不良連中とけんかして、警察沙汰になったこともあるそうだ。その家からは出て、すぐ近くのアパートに1人で住んでいるらしい。
近藤家の母親はずいぶん前からおらず、父親もガラが悪い。いい年した中年のはずだが、茶髪に色つきのサングラスをかけている。まともな職業では無さそうな近寄りがたい雰囲気だ。
その父親の女癖が悪く、そのせいで母親が出て行ったと、健一は噂で聞いていた。今では複数の女性がその家に出入りしているという噂もあるほどだ。
「大丈夫よ。玄関の前で少し話して、それで帰ってもらったから。何もなかったわ」
「いや、由美子ちょっと待てよ。あいつはヤバすぎるだろ・・。何を話したんだ?」
「う〜ん、なんか・・。最初は年齢教えろ、とかだったかな・・。それでそのうち、旦那以外に付き合っている男はいるかって聞かれたかな・・」
健一は妻からの告白を聞きながら、いつになく肉棒が勃起していることに気づいた。目の前にあるHカップの豊乳を強く揉みしだく。あの剛は昼間、この巨乳を服の上から舐め回すように見ていたに違いない。
「健一さん・・。すごい・・。なんだかいつもより硬い感じがする・・。興奮してる?」
「あ、ああ・・。それより、話の続きを聞かせてくれ。あいつから他に何を言われたんだい?」
「私がね・・、そんな付き合っている男なんていないって言ったら・・。じゃあ、俺と付き合わないかって言ってきて・・。なんか私の顔と身体がすごく好みなんだって・・。最近の若い子ってストレートすぎて、すごいわね・・。平気でそんなこと言うのよ」
「くっ、くそっ・・。あいつ・・由美子にそんなことを・・」
健一はもうすでに限界近くになっていた。射精に向け、由美子の身体に密着し、腰の動きを早めていく。いつもより強い快楽が肉棒から能へと伝わってくる。
「由美子・・。もちろん・・、断ったんだよな・・?」
「え? う〜ん・・。どうかな・・。すごく強引に迫ってくるから・・。もし私がOKって、あの子に言っていたら、健一さんはどう思うの? 私があの子と付き合ってもいいの?」
「ぐっ!! そ、そんなことっ!! だめに決まってるだろ!! 由美子っ!! 由美子〜〜〜っ!!」
「あっ、ああっ! 出してっ!! あっ! すっごい・・ああ・・。いつもよりたくさん出てるみたいね・・」
「はあっ、はあっ! 由美子、少し休憩してもう一回いいか? さっきの話をもっと詳しく聞かせてくれ・・」
「うん、いいわよ。あの子ね・・。今日の昼間、私と千香が公園で遊んでいるところを見かけたんだって。それで私たちが遊び終えたあとを、コッソリ着いてきたみたいなの・・」
少しの休憩をはさみ、健一は再び由美子と身体を重ねていった。剛は一回でいいから俺とのセックスを試してみてくれと、由美子に頼んだそうだ。健一は激しい嫉妬を覚えながら、この夜2度目となる射精をコンドームの先端に噴き出していた。
そして翌日の月曜日。健一はいつも通り朝から出勤した。健一はすぐに外回りに出かけたが、昨夜の妻とのセックスが想像以上に良かったことを思い出していた。
「これが世間で言う寝取られってやつだよな・・。しかし・・、よりによって相手があいつとは・・。ちょっとさすがにヤバいよな・・」
剛は健一よりもずっと大柄で、身長も体重も大きい。けんかすることもあるようなので、肉体は相当鍛えていそうだ。髪は短髪の茶色で、強面だ。近所で見かけたとしても、絶対に声はかけない危険なタイプである。
「くそっ・・、どうも気になるな・・」
由美子はキッチリと断ったそうだが、剛がそれで本当に諦めるのだろうか。
今頃、自宅では由美子と娘が2人でいるはずである。家の近くに公園があるので、娘とそこで遊ぶことが多い。またそこで剛が由美子に話しかけてくる可能性もある。あるいは自分の帰宅がいつも夜遅いので、剛が昨日のように自宅前までおしかけてくる可能性もある。
こうして昼間、自分が働いているあいだに、妻とあの不良少年が接触しているかもしれないのだ。不安のなかにも、妙な興奮を覚えてしまう。
「ああ・・。色々考えすぎか・・。仕事に集中しないとな」
健一はなんとか仕事のほうに集中力を戻し、その日を乗り切った。そして、夜9時に帰宅して、食事と風呂を終え、ようやく就寝となった。
夜の10時になり、健一の部屋がノックされ、パジャマ姿の由美子がやってきた。
「健一さん、お疲れさま」
「ああ由美子。あいつのことだけど・・。今日はどうだったの?」
「ふふ・・。やっぱり気になるよね・・」
「由美子・・。すまないけど、今日も話を聞きながらセックスしたいんだけど・・いいかい?」
「もちろんいいわ。健一さんに喜んでほしいし。だけど、1つだけお願いがあるんだけど・・。今日の話を聞いても怒らないって約束してくれる?」
「あ、ああ・・。もちろん・・。だ、だけど由美子・・。まさか・・、あいつとセックスはしてないよな? いきなりそういう話を聞かされるのはちょっと・・、心の準備が・・」
「ふふ・・。どうかな・・。あっ、すごい。もうおっきくなってる・・。ねえ、健一さん。そろそろゴム着けなくてもいい頃かも・・」
「いや、今日も着けるよ。着けなかったら、あっという間で全然もたないからね・・」
健一はいつもの分厚い避妊具を被せ、正常位で由美子の身体に覆い被さっていった。繋がってしばらくすると、由美子が今日の出来事を話し始めた。
「今日もお昼まで千香と公園で遊んで、家に戻ってきて・・。お昼ご飯を食べて、千香をいつものようにお昼寝させたの。そしたら、ちょうどその時、家のチャイムが鳴って誰かなって思ったら、あの子だったの」