25)想像を超えた美少女-3
「 …どうやって寝ているんだろう… 脚とか、しんどくないのかなあ… 」
みさきは、心の中で心配になっていった。
そして、内気な性格なのに頑張って勇気を出して、雄一に質問をした。
「 あの… せんせい… さなちゃんの脚… 大丈夫ですか… すごく開いてるみたいに見えて… 苦しく無いんですか… 」
小さな控え目な声だけど、本当に一生懸命に振り絞って質問してくる。
他人の為ならば、一生懸命になれる子なのかもしれない。雄一の中に、新たな情報としてインプットされる。
「 ああ、本当だねえ… これは、どうなってるんだろう… 確かに気になるなあ… みさき… よく気が付いたね… 偉いよ… 」
みさきの表情が ふわっ とほころび、この家に来て初めての笑顔が雄一の前に現れた。
今までの美少女な顔に、美しさとかわいらしさが更に加わっていく。そして、少し無邪気な表情も加わって、この時は本当に歳相応に… 小6の顔になっている。
「 じゃあ、シーツ、外して見てみようか… みさきは外せるかな… 」
少女が咄嗟に、首を左右に振る。
やはり、友達とは言え、寝ている人に掛かっている布を取るのは抵抗があるのだろう。その気持ちは理解できる。
「 うん、分かった… ぼくがやるから大丈夫… でも、みさきも側でよく見てるんだよ… きっと大丈夫なんだと思うけど心配だからね… 」
雄一がやさしい声を掛けると、みさきは小さい声で、でもはっきりと、
「 はい… 」
と答えて、今まで雄一と居たシーツの左側から、向こう側の右側へ回った。
雄一から更に 「 もう少し近寄って 」 と言われて、さなの真横にひざまずく。
「 じゃあ、取るよ 」
雄一が声と一緒にシーツを剥ぎ取った。同時に、みさきの目の前に、さなの全身が現れる。
それは…
全く何も、糸一本すらも身に付けていない全裸で、大きく開いた両脚で、ローマ字の『 M 』を横長に拡げた形を描いている少女の姿だった。
その『 M 』の中心部分には、全く毛の生えていない鋭い切れ込みが1本だけ縦に刻まれていて、何故かは分からないが、そこは透明な液体で光り輝いていた。