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恋愛経歴書
【女性向け 官能小説】

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13 トルコ人の人-1

サチは最近、Facebookでとある男性からメッセージをもらっていた。
その人のメッセンジャーの文章は全部ひらがなで書かれていた。

始め、なぜ全部ひらがななのか意味が分からなかったサチだった。
サチも同じくひらがなでメッセージを送っていた。

程なくして、その人は外国の人だと分かったのだ。
その人はトルコ人で名前をジャンと言った。

お互いメッセンジャーだとやり取りがしにくいと思いLINE交換をした。
お互いの写メも交換していった。

そのジャンと名乗る人はかなりのイケメンだった。
ジャンもサチの事を気に入ってくれている様だった。

ジャンは日本に来てかなり長い様だった。
ジャンとはLINE電話で話したりもしていたのだ。

「今度一緒に食事に行こうよ」
そう、ジャンが言ってきた。

「そうね、ちょっと考えるわ」
「なんで?僕と会いたくないの?」

「そんなことはないけど…」
サチは迷っていたのだ。

外国の人は初めてだったし、身近にも海外の友人はいなかったからだ。
ちょっと怖い気もしていたサチだった。

「食事だけだよ。会わない?」
尚もジャンはそう言ってきた。

「わかったわ。食事だけね」
「ありがとう!サチ!」

こうしてサチはジャンと会うことになったのである。



会う当日…。
この日もちゃんとピルを飲んでいたサチだった。

待ち合わせは蒲田だった。
蒲田の駅の改札を出ると駅ビルがある。

サチはその駅ビルのコーヒーショップの隣で待っていた。
約束時間になってもジャンはなかなか来なかった。

サチは待ち合わせ場所を間違えたのかと思い、ジャンに電話をした。
すると、ジャンはすでに待ち合わせ場所に来ている様だった。

電話をしたままお互いを探していった。
程なくして、ジャンらしき外国人がサチの近くにやってきた。

「ジャン?」
「そうだよ。サチ?」

「そうよ。探したわ」
「ごめんよ」

そんな会話をしていた。
二人は駅ビルのイタリアンレストランに入っていった。

土曜日だったので店は混んでいた。
二人は窓側の席に通された。

「何食べる?」

「そうね、これがいいわ」
「グラタン?」

「うん、グラタンが食べたいわ」
「じゃ、僕もグラタン食べよう。それとピザもいいね。ピザも頼もう」

そう言うとジャンは店員にオーダーをしていた。
お互いいろいろな話をした。

ジャンは母国のトルコの話しなどをしてくれた。
サチはそれを聞くと気持ちがワクワクしたのである。

ジャンとの話はとても楽しいと感じたサチだった。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

食後のコーヒーを飲みながらジャンが聞いてきた。
「これからどうする?」

「これから?」
サチは食事だけだと思っていたのだ。

ちょっと騙されたかもしれないと思ったサチだった。
「これからは、どこにも行かないわ。私は家に帰るから」

サチはそうジャンに話した。
ジャンはとても残念そうだった。

二人は店を出てちょっと蒲田の駅周辺を歩いて回った。
その時だった。

「サチ、ホテルにいこうよ」
「え?ホテル?」

「うん」
「行かないわ」

サチはこの時断ったのだ。
でも、尚もジャンはサチにこう言ってくるのだった。

「ただの、休憩だよ。サチに僕はなにもしないから」
「本当に?」

サチはいぶかし気にそう言った。
ジャンはこのままサチと別れるのを嫌がっている様だった。

「わかったわ。少しだけね」
「ありがとう!サチ!」

ジャンはとても喜んでいた。

ジャンは蒲田には詳しい様だった。
ホテル街に入っていく二人だった。

ジャンはそんなに高くないホテルを選んだ。
そこに入っていく二人。

サチはとても緊張していたのだ。
サチはジャンにお酒を飲んでいいかを聞いた。

するとジャンは別に構わないと言ってきた。
サチはおもむろに部屋に置かれている冷蔵庫を開けてビールを飲んだ。

少しすると酔いが回ってきたサチだった。
ジャンがサチに話しかけてきた。

「日本の若い女の子はホテルに行っても僕には何もしてくれないんだ。僕ばかりが彼女たちにサービスしているんだよ」


ジャンはセックスの話をしているのだとサチは分かったのだ。
「フェラとかもしてくれないの?」

「うん、そんなことはしないね。だから最近は若い子は避けてる」
「そうなのね」

ジャンは少し寂しそうだった。
「サチ、キスしていい?」

「え?」
サチが返事をする間もなくジャンはキスしてきたのだ。

「ダメよ…」
「でも、僕はサチがとても気に入ってて好きなんだよ」

ジャンはそう言ってきたのだ。
ジャンは小柄なサチの身体をベッドへと押し倒した。

そして、尚もキスをしてくるのだった。
サチは身体が反応してくるのを感じていた。

身体の奥から熱いものが湧き上がってくるのを感じていた。
ジャンはキスがとても上手かったのだ。

今日のサチの服装はジーンズに黒いパーカーだった。
ジャンはそのパーカーをめくりあげてサチの乳房を触ってきた。

「あ、ん、、、…」
サチから甘い声が聞こえてくる。

「だ、だめよ…」
サチはそう言ってジャンの手を払った。

しかし、ジャンはやめなかった。
「優しくするから…」


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