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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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羨望の眼差し-4

「おにぎり食べよ?」

加奈子は脚を組み、袋からおにぎりを取り出してフィルムを剥がす。
それも見て和臣も、書きかけのWordファイルを保存して、おにぎりを手に取る。

「目、真っ赤だよ。今日もコピー室ですごく疲れてなかった?大丈夫?」

「あ……いや」

まさか、加奈子のせいで自分の様子がおかしくなってしまったとは言えない。
「いただきます」と一言言い、和臣はおにぎりを頬張る。
ただのコンビニのおにぎりが無性に美味しく感じた。加奈子が買ってきてくれたものだからだろう。

注がれた煎茶を口に含む。
喉もカラカラだったらしい。
ちらり、と加奈子を見るとおにぎりを頬張りながらスマートフォンをタップしている。

「息子さんは……おいくつなんですか」

「ん?小五だよ。もうお風呂も一人で入れるし、先に寝ててって言って出てきた。あたし、独身だからなるべくいてあげたいんだけどね。今日はちょっと仕事終わらなくて」

「そうですよね。いつも、中村さんは定時で上がるイメージです」

「ふふ。可愛いし、心配だから帰りたくなっちゃうもの。第二次性徴っていうの?男の子は遅いし、うちの子は背も同級生の男の子に比べて小さくて、まだ子供って感じなんだよね」

子供のことを話す加奈子の顔は、とても幸せそうだった。
だが、そんな彼女も母である前に女でーー
また先日の卑猥な出来事をどうしても思い出してしまう。

「さてと、おにぎりひとつ食べたし、仕事片付けちゃお。邪魔してごめんね?」

「あ、いえ……」

母のように優しい彼女も、理央の前では理性が削られてしまうのか。
そんなことを思いながら、和臣は再びパソコンに向かった。

一時間ほどして、和臣の作業が終わる。
ひといき休憩をしたこともあって、集中できたらしい。
立ち上がり、給湯室でマグカップを洗って席に戻り、加奈子の席の方を見やる。
まだ彼女は仕事をしているようだった。
帰る準備をして、デスクの下に置いているリュックを椅子に置いて、加奈子の席の方まで行く。

「おかげさまで俺、仕事終わったので…。おにぎり、ありがとうございました」

加奈子は顔を上げて、微笑む。

「いえ、自分のために買ったものだし」

加奈子は椅子から立ち上がり、肩をぽんぽんと叩く。

「今度、お昼一緒に食べに行こうか。眠たくなるなら、体調の問題もあるのかもしれないけど。残業する時くらい、せめて少しは食べなきゃダメよ?あたしはもう少し残るから、波多野くんはゆっくり休んで」

加奈子は和臣を気遣ってそんなことを言う。和臣が加奈子にどんな感情を向けているかも知らずにーー
和臣は罪悪感に苛まされた。だが、手を伸ばさずにはいられなかった。

「えっ」

加奈子が短く声を上げる。


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