出社して行く咲良-1
朝の光が差し込む 窓を見て、和夫は起き上がり ベッドサイドの時計を見ると
デジタル時計は7時を告げていた
和夫はシャワーを浴び ルームサービスでモーニングを注文して
机の上のパソコンを立ち上げ
片桐に頼み 昨夜咲良が、備品から持って来てくれ、セットして
咲良はそのまま一夜を、和夫と過ごしていた
咲良はまだベッドの上で 幼い寝顔を見せ
パソコンの微かな起動音に 咲良の目が開き
和夫を眩しそうに見て、笑顔が零れ シャワーをと言う言葉に頷き
小柄な白い肌が、浴室へと入って行った
咲良がシャワーの間に、係がモーニングを並べ、出て行った
咲良がガウンを纏い、テーブルに付くと 笑みを浮かべ
「お腹空いた 」
子供の様にはしゃぎ テーブルを見つめ
2人で食事を始め 咲良が和夫を見て
「昨日の晩 凄く気持ち良かったです・・・」
恥かしそうに和夫を上目使いで見て言った
「お腹の中が熱くなって 気が付いたら朝でした・・・」
赤い顔をして、サラダを口に入れながら話続け
「土曜は 藍沢社長の処へ・・・」
少し暗い顔で話しを終えた
「来年まで楽しみなさい」
和夫が声を掛け
咲良の目が光り頷いた・・・・