1)先輩から仕事を回していただきました-1
1)先輩から仕事を回していただきました
ぼくの名前は、○○雄一と言います。
映像系の専門学校を卒業して3年目。はっきり言って仕事は出来る方ではありません。でも、やる気はあります。頂いた仕事は全力で頑張ってます。
本当は映像の仕事に興味があった訳では無く、大学受験に失敗したけど浪人は親から許してもらえず、家から通える専門学校が『映像系』だっただけです。
そんな理由で入った学校なので、2年間で普通に卒業はしたけれど、とても業界でやっていけるスキルは身に付きませんでした。でも、一般企業への就職は、それ以上に難しいものでした。
幸い学校は、卒業生への仕事の紹介を熱心にしてくれる(そこが学校のウリでもある)ので、何とかバイト代くらいの収入は(今のところは)あります。
それから、たまたま紹介先で知り合った学校の先輩(4〜5歳上)が可愛がってくれて、時々、そこからも仕事を紹介してもらっています。
先月は、他から頂いた泊りがけの取材を先に受けていたので、先輩からの紹介をお断りしました。
いつも親切にして頂いてるので、本当に申し訳なかったです。
だから、戻ってから直ぐに、先輩に連絡をしました。無事に仕事を終えた事と、紹介を断った事を謝る事と、これからもお仕事を回して下さいというお願いが、その内容でした。
すると、先輩から「 取材は、どうだったんだ 」と聞かれました。
そして、聞き上手の先輩に乗せられて、取材以外の事も、ついつい話してしまいました。
その内容は…
取材場所の近くには旅館などの宿が無くて、海女組合の紹介先でホームステイをした事。
そこの家主のバツイチ独身のおばさんの夜の相手を、2週間毎日毎日していた事。
… でも反対に、取材自体の内容(海女の取材でした)は、話しそうになるのを何とか耐え抜きました。ちょっと、話すとヤバイ内容だったからです。(一応、守秘義務という理由を使いました)
それでも、聞かれる内に、おばさんとのセックスの事は、ついつい詳しく報告してしまいました。と言うか、上手く聞き出されてしまいました。
それは、
・おばさんはアラフィフの47歳で、実は閉経していて毎日ナマでしていた事
・アラサーに見える程の美人で、体型はややぽっちゃりだけど巨乳だった事
・完全な無毛で、剃り跡とかが全く無かった事。それをきれいと感じてしまった事
・初日から上手く逝かせる事に成功して、毎日覚えているだけで10回以上は逝かせていた事。だから、2週間でたぶん150回以上は逝かせているだろう事
・かなりお小遣いを貰った事。これからも、取材関係なしに時々来てほしいと言われている事
こんな事を、つい自慢する気持ちもあって話してしまいました。
普通なら、おばさん相手なんて恥ずかしい、というところですが、この先輩には、ぼくのセックス歴(年上にだけもてて、アラサーアラフォーとは何十人もしてきている事)を既に知られているので、そこは気にせずに話しました。
今回の事は、先輩には大ウケしてしまいました。
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その夜の事、早速、先輩から新しい仕事の話を頂きました。映像制作の『 AD(アシスタント・ディレクター) 』の仕事です。
「 まあ、雄一も分かってると思うけど、ADは助監督とも言うよな。 聞こえはいいけど、つまりは何でも屋。 たぶん仕事は忙しいと思うけど、きっと勉強にはなるだろうな… 」
直前に一度、紹介を断った経緯もあるし、映像の仕事をした方がいいのも事実なので、正直有難い。だから、断る理由はありません。
「 あの… 痛いとか汚いとかはありませんか? それさえ無かったら、ぜひ、やらせて下さい 」
痛い汚いは、もちろん冗談なので、つまりは OK の返事をしました。
「 おう、 そう言ってくれると思っていたよ。 さっき雄一から『戻った報告』を聞いてから、直ぐに今度の監督さんに連絡してみたんだ。 ちょっと前から話はあったんだけど、雄一が帰ったら推薦しようと思っていたんだ。 まだ空きがあったから間に合って良かったよ。 直ぐにADの席、押さえるよ 」
と言って、先輩は電話を切りました。
ぼくは、「 まあ、先輩の顔さえ立てられれば… それぐらいは、仕事、頑張ろう… 」と思いました。