第九章 予期せぬ訪問者-7
「んふっ・・・うぅ・・・」
一瞬、母の目が笑ったように見えた。
同時に左手の指も伸ばすと、両手で包むようにしながら喉の奥深くまで飲み込んでいった。
「ふっ・・・ぐぅっ・・んっ・・・」
母の顔がリズムを刻むように前後に揺れていく。
「むふぅっ・・・んっ・・・んんっ・・・
んんっ・・・んんっ・・・・」
滑らかな動きは、先ほどとは打って変わって苦しそうな表情も見せず、太いコックを器用に唇から出し入れさせている。
(そ、そん・・・な・・・・)
信じられぬ思いで見る少女の目には、母が自ら積極的に愛撫しているように見えてしまう。
仁王立ちする竹内の前に両膝を揃えて座る、従順な姿が普段の気品溢れる母とは余りにも対照的で強烈なショックを感じていた。
「おおおっー・・・い、いい・・・おおお・・・」
母の頭を押さえながら身悶える竹内が逆に犯されているようにも見える。
(やめてっ・・・ママ・・・
いやっ・・やめてぇ・・・)
圭子は母を止めようと、思わず立ち上がった。
しかし、ドアを開けようとした瞬間、母の声に身体が凍りついた。
「嬉しいっ・・・もっと、感じてぇ・・・・」
そう呟くと更に激しく貪り始めた。
「んふっ・・・んふっ・・・
ふぅっ・・・ぐぅっ・・・・」
目を開けたまま男を見上げるようにして唇を滑らせていく。