女刑事-4
「ああ…」
舌先で鉄平の乳首を転がす朱音だが、そんな経験はなかった。自分の方が男を喜ばせるテクがあると結衣に見せつける為に突発的にした事だった。だが男にされている事をそのままますればいいだけだったので、それらしく舌を動かす事が出来た。
だが結衣の方は逆の立場だ。下になっている為、攻められるのは結衣の方だった。代わりに彰が結衣の乳首を舐め始める。
「ああん…!」
もう何年ぶりだろう、男に乳首を舐められるのは…。オナニーやシャワー中のふとした時に乳首を弄る事はあるが、やはり自分で撫でる感触とは違う男の舌先に忘れかけていた悦びが体に蘇る。
「チロチロチロチロ…チロチロチロチロ」
彰の舌先に転がされる乳首を見ると気が遠くなりそうだった。結衣は4人で同席しようと言う話になった時から、最後はこうなると言う予感はしていた。そしてきっと朱音は鉄平を取るだろうと言う事も予想していた。結衣はこういう偶然的な出会いでも逃したくはなく、正直言って誰でもいいからセックスがしたい気分になっていた。鉄平に比べてスペックの落ちる彰だが、結衣にとっては全く不満はなかった。セックスしてくれれば誰でもいい、そんな状態になっていたぐらい、結衣は男に飢えていたのであった。そしてどうせやるなら燃え上がりたい、そう思っていた。
「ああ…、気持ちいい…、彰くぅぅん…」
乳首を転がす彰を見ながら悩まし気な声を溢す。乳首を転がしながらもう片方の乳首を指で摘み捏ねる彰。
「ああん、ダメ…、感じちゃう…」
身をくねらせて興奮を表す結衣。そんな結衣の初めて見るいやらしい姿に朱音はドキドキする。
(結衣ってあんなにいやらしかったんだ…)
普段はいつも男が欲しいと口にする朱音に対して結衣は割と冷めたような事を言っている。が、そんな朱音よりも早くいやらしい声を響かせて悶える結衣が意外に感じる。そんな結衣を横目に見ながら朱音は鉄平の乳首を攻める。
「へへへ、上手いね、朱音ちゃん、男の乳首の扱い方。たまんないよ…」
朱音は男の乳首もピンピンになる事を初めて知った。だがそれをひた隠し、ニコッと笑って両乳首をグリグリ摘み上げる。
「鉄平くん、ピンピンだよ?」
男にいじられてそう言われると恥ずかしくて興奮する。それを真似て鉄平に言った。
「ムラムラさせられちゃうよ、朱音には…」
急に呼び捨てにされドキッとした。鉄平の顔を見ると、イケメンが欲望に満ちた表情でこっちを見ている事に更にドキッとさせられた朱音であった。