久しぶりの恋人Bー加奈子による、わからせセックス-6
「ん、んんっ……ん…!!」
加奈子は両手で口元を押さえて、声を抑える。
とろとろの体液は理央の手を汚し、加奈子は指では足らず、人より大きめな理央のそれでそこに栓をして欲しくなってしまっている。
(イク……!)
びくっびくっ、と大きく体をしならせた。
理央は指を入れたままだがその動きを止めて、震える体を見ながら、自らの理性を保とうと必死だった。
「シャワー、貸そうか?気持ち悪いでしょ」
最後まではさすがにできないーー何とか理性を保とうと、そう言って、顔を上げて指をそこから引き抜こうとしたときだった。
加奈子の後ろにーー隼人が迫ってきていることに気づいた。
「あっ……」
加奈子が短く声を出す。
加奈子は後ろから隼人に抱きすくめられたのだった。
「理央……さすがに三人で寝てる時にさかるのはよくないんじゃないの?」
(誰のせいだと……!)
喉元までその言葉が出かかったが、理央は何も言わなかった。
おそらくそれは、加奈子も同じだろう。
そして、理央はこの場で加奈子のショーツから手を引き抜きたくなかった。余計に隼人を煽ってしまうだろうと思ったからだった。
「すみません、中村さん……わかってると思うけど、俺……中村さんの声聞いて、こんななので……どうしたら、いいですか」
「え……あ……」
加奈子のショーツ越しに、隼人のそれが押し当てられた。
それはとても熱く、ショーツ越しに脈動しているのがわかる。
「中村さんの嫌なことは絶対しません。約束します。だけど……責任取って……欲しいです」
「隼人………」
理央は頭をフル回転させてみるものの、この状況をどうしていいかわからなかった。
「ーー隼人は、中村さんの嫌なことはしないし、僕がさせない。約束する。帰りたいなら、中村さんのことおうちに帰すから」
「あ……あたし、佐藤くんじゃないと……嫌……」
「それなら、僕、タクシー代出すから、帰ーー」
理央が言いかける前に、加奈子は言う。
「佐藤くんと……続き……したいの。無理……だよ……。途中で……止める、なんて」
「じゃあ、どうしたらいいですか?」
後ろから加奈子を強く抱き締めて、加奈子の耳元で、低い声で隼人が囁く。
「どうなるのが、中村さんがいちばん気持ちよくなる?教えて。俺が嫌なら、中村さんに挿入したりしないです。でも俺も、中村さんと気持ちよくなりたい。声抑えて、イッて……エロすぎます」
「わ、わかんな……い。でも、とにかく、いれないって……約束できる……?」
「もちろん。じゃあ………」
「あっ……?!」
加奈子のショーツを隼人がずり下げた。
理央は加奈子から指を引き抜いて、隼人が何をするのか黙って見ている。