冷たいシーツの上で-3
ある日のことだ。
看護師のおんながすきをみせた。おれは理性でなく本能でうごいた。おんなの手首を引っ張り、ベッドに引き入れた。が、それはおれのそうぞうしたのとはだいぶちがった。まず、おんなが叫んだ。おれの妄想のなかではおんなは叫ばない。第二だ。おれに暴言をいった。おれのもうそうでの彼女は暴言をはかない。第三だ。これが致命的だった。おんなはおれのほほをひっぱたき、唾をはいた。おれの理性よりも本能でうごいた。
おんなの首をしめた。おんながやめて、やめてというが、おれはきかない。おんながおとなしくなってから、おれは理性ではなく本能のままにおんなを犯した。それはおれのそうぞうのなかでの彼女だった。ていこうせずにおれに犯されていく。てんしのようなかのじょだった。
おんなは失踪したらしいとなった。おれはだれにもしらないといい張った。
おれは夜になるとオナニーに励む。
オカズのネタにはこまらない。
だって。
ベッドのシーツの下には、看護師のおんなが眠っていて、おれは本能のままにそれを弄び、射精できるのだ。
おれの妄想のなかにいるてんしのようなかのじょを犯しながらおれは射精にいたり、ぐっすりその冷たいシーツの上で眠るのだ。