第十四章 手作りランチ-7
「こ、興奮と嬉しさだよぉ・・・
連続でセックスできるんだぜ、
なあ・・・裕ちゃん?」
裕君の肩をだくように、おどけた口調だった。
「あっ・・ああ・・・」
裕君は否定もせず、声をかすらせている。
私の方を見ると、口元をほころばせた。
私も微笑みを返す。
(裕君・・・)
(映見・・・)
私達は心の中で互いの名を呼び合った。
そう、私は信じたい。
「では、これからお風呂に入って準備しましょう」
藤本さんが立ち上がり、明るい声で言った。
案内するように進む後ろに興奮を引きずる表情で、みんなが続く。
『よ、四人・・かぁ・・・』
秋生さんの呟きが、耳に残っている。
これから始まる「スワッピング」の期待と興奮が、私の胸に渦巻いていた。