第十五章 並んでフェラチオ-1
第十五章 並んでフェラチオ
「んふぅ・・んん・・・」
桜さんの口元が歪に広がっていく。
「んっ・・んむぅ・・・」
深く飲み込むにつれ、コックを滑る唇がめくれ上がり、対照的に頬がへこむ。
「おっ・・・おぉ・・・」
亀頭を刺激した快感に僕は声を漏らした。
口の中で桜さんの舌が、くびれをなぞったからだ。
ネットリと絡む愛撫が堪らない。
「あはぁっ・・・」
唇からペニスを吐き出した桜さんが僕を見上げる。
元の上品さを取り戻した美しい顔に僕は興奮したのか、ビクンとペニスを震わせた。
それに気づいた桜さんが嬉しそうに微笑んだ。
そして大きく口を開け、コックを飲み込んだ。
赤黒いペニスと桜さんの白い肌が対照的で、淫靡さを強調する。
「ふっ・・んふぅ・・・んん・・んっ・・・」
懸命に上下させる顔越しにFカップがユサユサと揺れている。
にゅうっと亀頭まで滑らせた唇とこけた頬が、滑稽に見えるほど上品だった桜さんを娼婦に変えていた。
トロンとしたまぶたが瞳を覆い、無心になって僕のペニスを貪っている。
「ああっ・・・いいぃ・・凄い・・・」
快感に僕はソファーにもたれるようにのけぞった。
その声に気をよくしたのか、桜さんのストロークが激しくなる。
ズチュル、ズチュルと濁った音が聞こえてくる。